農政の重要テーマについて女性指導農業士と意見交換を行いました
北海道農政事務所北見地域拠点は、8月24日に、遠軽町白滝地区の指導農業士、大久保真由美さん及び岡田ミナ子さんと、農政の重要課題である「農業における女性の活躍推進」や「新規就農の促進」について意見交換を行いました。
農業における女性の活躍推進については、「家事・育児・介護が女性に偏る環境は依然としてあり、メディア等では目立った取組をしている女性農業者が「活躍」として捉えられるが、多くの女性農業者が自家経営はもちろん、家庭や地域の中で日々奮闘していることを理解してほしい」と話されていました。
新規就農の促進については、「就農希望者の背景が多様化しているため、手続きや就農までの支援を現在のニーズに合わせること、また、個別の要望にきめこまかく相談に乗れるような体制に整備しなおすこと、『地域計画』に基づき早い段階から当事者間の協議をスタートすることが重要」そして、「新規就農者側ばかりにスポットが当たりがちだが、第三者継承を考えるにあたり、就農するということは、移譲する農家があってこそスタートできることであるため、高齢農家や後継者不在農家などに、農業をやめてしまうというたった一つの選択から、『受け渡す』という選択もあるという意識改革をしてもらうべく、移譲側の不安や課題(迎え入れる準備、研修時の対応、経済面、住宅、移譲後の生活)について、経験談などを情報として発信していく必要があるのではないか」などの御提案もいただきました。
大久保真由美さん:白滝じゃが生産部会加工班代表として、平成18年から「じゃがリンピック」というじゃがいもの料理コンテストを開催
岡田ミナ子さん:牧場経営は娘夫婦に承継し、平成8年設立の加工部門「(有)トゥリリアム オカダファーム」にて、アイスクリーム、ソフトミックス、飲用乳を製造販売
撮影データ
◯撮影年月日:令和5年8月24日(木曜日)◯撮影場所:遠軽町

意見交換の様子

写真右が大久保さん
左が岡田さん
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