プレスリリース
「令和6年度未来につながる持続可能な農業推進優良事例」の北海道農政事務所長賞受賞者決定について
北海道農政事務所は、「令和6年度未来につながる持続可能な農業推進優良事例」の北海道農政事務所長賞の受賞者を決定したので、お知らせします。
1.概要
北海道農政事務所では、農業の持続的な発展に向けて、食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理等の持続可能性を確保するための一連の取組であるGAP(※1)を推進しています。
また、令和3年5月に策定された食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」では、持続的な農業生産にも資するGAPの導入の推進を目指すこととしています。
こうした取組の一環として、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等(※2)を表彰しています。
この度、令和6年度の北海道農政事務所長賞(2点)を決定しました。
(※1)GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)
(※2)以下について顕著な成果を上げている農業者等が対象。
・第三者認証を備えたGAP(GLOBALG.A.P.、ASIAGAP、JGAP)を取得し、かつ、継続的にGAPに取り組んでいる。
・第三者認証を備えたGAPは取得していないが、「国際水準GAPガイドライン」 (令和4年3月8日策定)に基づいて継続的に国際水準GAPに取り組んでいる(国際水準にあることが確認された都道府県GAPを含む。)。
2.受賞者
- 有限会社余湖農園(北海道恵庭市)
・平成24年3月にJGAPを取得。JGAPの表示を商品の包装に入れるなど、JGAPの普及に取り組む。
・食品安全対策として、トレーサビリティの仕組みを構築し、肥料施肥や防除等の毎日の作業記録、収穫・出荷記録を作成するとともに、残留農薬検査も実施。
・電気の使用量の見える化による節電対策や、特別栽培農産物の生産、廃棄物の分別と適正処理や段ボールの再資源化を行い、環境保全に取り組んでいる。 - とうや湖農業協同組合(北海道虻田郡洞爺湖町)
・平成21年にJAの系統組織として国内で初めてGLOBALG.A.P.を取得。認証品目は10品目であり、現在まで取組を継続している。
・資材の在庫量を統一的に記載・管理することにより、効率的かつ適正な資材管理が実現し、過剰在庫の防止に繋がりコストが削減されている。
・同JAの事務局は、実需先の生産者会議に毎年出席し、販売情勢、農場管理基準等の情報共有を図っている。
3.表彰状の授与
5月下旬以降、各受賞者に対し表彰状を授与(手交)する予定です。
報道関係者で取材を希望される方は、下記問い合わせ先にご連絡ください。
4.令和6年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール審査結果(全国)
農林水産省では、「令和6年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」においてGAP部門における全国の優良事例に対し農林水産大臣賞ほか各賞を授与しています。詳細は農林水産省のホームページをご覧ください。
HP:https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kankyo/250416.html
5.その他
後日、受賞者の取組内容をHPに掲載する予定です。
お問合せ先
生産経営産業部生産支援課
担当者:環境グループ(馬場、西川)
代表:011-330-8800(内線466、598)
ダイヤルイン:011-330-8807