過去に紹介した市町村
<ロイズタウン駅と亜麻の花>(当別町)
(亜麻の花:(有)亜麻公社 提供)
当別町は、石狩振興局管内の北部に位置し、札幌市に隣接する利便性の良さと豊かな自然が共存する町です。南北に細長い地形をしており、北部は山間地帯、南部は平野地帯となっています。 自然景観がスウェーデンと似ていることから、スウェーデン王国レクサンド市と姉妹都市盟約を締結しています。北欧の街並みを体感できるスウェーデンヒルズは、移住先として全国各地から人気を集めています。 当別町の面積は42,286haですが、そのうち耕地面積は8,520haと全体の約20%を占めており、農業が町の基幹産業となっています。主に水稲、小麦、大豆を中心に栽培されていますが、野菜や花なども栽培されており、幅広い作物が生産されています。 また、かつて生産が盛んだった亜麻の栽培を復活させ、平成20年から毎年7月に亜麻まつりを開催することで、当別町の特産物として認知され始めています。 令和4年3月12日にJR北海道が20年ぶりの新駅となる「ロイズタウン駅」を開業したことから、町の活気がさらに増すことが期待されています。 今回のトップページである当別ダムは、洪水調節、河川環境の保全、石狩西部圏(当別町、札幌市、小樽市、石狩市の札幌圏)のかんがい用水および水道水の供給に利用されており、安定した農業の生産と発展に貢献しています。 「ふくろう湖」の愛称で親しまれている当別ダム湖は、四季折々の景観が美しく、特にモミジやカエデが多いことから紅葉の名所としても知られ、観光地としても人々を楽しませています。
掲載期間:令和4年10月25日~令和5年2月22日
<小樽産のホタテを「おタテ」としてブランド化>(小樽市)
(写真提供:小樽市)
小樽市は、北海道西海岸のほぼ中央、後志地方の東側に位置し、札幌市など4市町村に接しています。市街地の一方が日本海に面し、他の三方を山々に囲まれた坂の多いまちです。また観光地としても有名で、特に小樽運河の景観はノスタルジックな雰囲気を与え、昼と夜でも違う姿を見せてくれます。
小樽市は実はホタテの一大産地です。これまでは稚貝の出荷が中心でしたが、成貝も安定供給できる漁獲量があり、養殖場と市街地が近いことから新鮮なホタテの提供が可能になっています。その小樽産のホタテを「おタテ」としてブランド化し、小樽の活性化につなげるプロジェクトが展開されています。
掲載期間:令和4年8月10日~令和4年10月24日
<馬産地を活かした乗馬療養>(浦河町)
浦河町は北海道日高振興局管内の南部に位置し、北は日高山脈、南は太平洋に接しており、豊かな自然に囲まれた町です。町内では1,200頭以上のサラブレッドが生産されており、全国屈指の馬産地となっています。
今回は馬産地の浦河町で行われている乗馬療養(ホースセラピー)を紹介します。乗馬療養とは、馬に触れ、乗ることにより、身体のバランス調整や精神の安定効果が得られるとされる療法で、欧米では50年ほど前から普及しているリハビリテーション方法の一つです。
浦河町では町の事業として乗馬センターを運営しており、障がい児の療養と高齢者の介護予防のための乗馬療育を取り入れています。また、町のふるさと納税を乗馬療養事業にも活用しており、地域の主要な産業を活かした取組が続けられています。
掲載期間:令和4年6月4日~令和4年8月9日
<ばれいしょの花と掘りたてのばれいしょ>(倶知安町)
倶知安町は北海道の西側、後志地域の中央部に位置し、町の南部は羊蹄山、西部はニセコ連峰、また町内には後志を代表する清流「尻別川」が流れている自然豊かな町です。
山々から湧き溢れる豊富な水と肥沃な大地により明治の開拓期から農業が盛ん、なかでもばれいしょは北海道内有数の産地として有名で、年間を通じて本州各地の市場等へ送られています。
自然に囲まれた倶知安町は観光地としても有名。様々なアウトドアスポーツを楽しむことができるリゾートがあり、特に冬のニセコアンヌプリ等にはスキー場に降るパウダースノーを求めて、世界中のスキーヤーが訪れています。
この冬、白銀の山々に囲まれた風景と美味しいばれいしょを求めて、倶知安町へ足を運んでみてはいかがですか。
掲載期間:令和3年11月30日~令和4年1月27日
<特産のりんごと加工品>(余市町)
余市町は北海道の西側、積丹半島の付け根に位置し、町の北部は日本海、他の三方は丘陵地と豊かな自然に囲まれています。
古くから農業、漁業が盛んで、明治時代から導入しているりんご等の果樹栽培では北海道有数の産地となっており、加工品も数多く製造されています。なかでも醸造用ぶどうは、平成23年に北海道で最初のワイン特区としての認定と、隣町の仁木町と共同で取り組んでいるワインツーリズムなどにより生産が盛んで、近年ではワイナリーの新規開設も増えています。
この余市町を含む積丹半島の北側、北後志地域の日本海に面した4市町(他は小樽市、古平町、積丹町)では、それぞれで気候風土に合ったお酒を製造しています。日本酒、ワイン、ウイスキー、ジンと種類が豊富で、余市町ではワインの他に、数年前の朝の連続テレビドラマのモデルとなった醸造所でウイスキーが製造されています。
食も豊かなこの地域、海産物や農産物などと一緒にお酒でマリアージュを楽しんでみてはいかがですか。
掲載期間:令和3年10月8日~令和3年11月29日
<頭を垂れる稲穂と特産の「らんこし米」>(蘭越町)
蘭越町は北海道の西側、後志地域の南西部に位置し、町の北部にはニセコ連峰がある自然豊かな町です。
基幹産業は農業で、高台の地域では果菜類などの畑作も行われていますが、町の中央を清流日本一に何度も選ばれた尻別川が走り、支流を含むその流域が肥沃で水田作に適していることから、水稲の作付けが盛んな町です。北海道で蘭越町を代表する作物は?と言えば「らんこし米」と言われるほど、良食味米としてその名は知られており、蘭越町が開催している「米-1グランプリinらんこし」では、出品された国内他産地の米を抑えて何度も入賞している、町が誇る農作物となっています。
また、蘭越町は周囲が山に囲まれていることから温泉源に恵まれており、泉質の違う温泉郷を楽しむことができます。
癒やしの温泉と農業を中心とした自然を満喫することができる蘭越町。近くにはリゾート地もありますので、癒やしと楽しさを求めに行ってみてはいかがですか。
掲載期間:令和3年9月2日~令和3年10月7日
<田に作付けしている「なたね」の花と「たまねぎ」>(岩見沢市)
岩見沢市は、北海道を代表する田作地帯である石狩平野のほぼ中央部に位置しており、札幌市から北東に約40km離れた都市近郊型田園地帯。その田耕地面積は平成17年以降、北海道の市町村別面積で一番大きく、令和2年は16,400ha。
広大な田耕地では麦類、大豆、なたねやたまねぎなどの野菜の生産が行われ、広い農地を活用した土地利用型農業も営まれていますが、何といっても、岩見沢市は市章に漢字の「米」を使っている、まさに北海道を代表する「米」どころ。主要作物である水稲は平成17年以降、市町村別作付面積で1番が続いており、令和2年の水稲作付面積は6,430haとなっています。
市内東部の丘陵地帯には、棚田も2ヶ所(岩見沢棚田、栗沢棚田)ありますが、近年では醸造用ぶどうの生産が盛んに行われ、新規のワイナリーが増えている注目のワイン産地でもあります。
岩見沢市は、ICT技術を活用した50mメッシュの農業気象サービスを提供するなどスマート農業にも積極的に取り組んでおり、道内有数の食料供給地域として地域特性を活かした多様な農業、また先進技術を活用した農業を展開しています。
掲載期間:令和3年6月9日~令和3年9月1日
<採卵鶏(鶏卵)とインディアン水車(遡上した鮭)>(千歳市)
千歳市は、札幌市から南東に約30km離れた、北海道の空の玄関口「新千歳空港」がある都市近郊型農業地帯。市域は東西に長く延び、西部は支笏湖を抱えた雄大な自然を有する支笏洞爺国立公園、また東部は丘陵地帯となっており、ここを中心に農業が盛んに行われています。
様々な農産物生産のほか、酪農などの畜産業も営まれていますが、中でも鶏卵の生産量は北海道で一番多く、北海道で飼養している採卵鶏約700万羽のうち約170万羽、北海道全体の鶏卵生産量のうち約1/4が千歳市で飼養されている採卵鶏から生産されています。
秋には市内を流れる千歳川に鮭が遡上し、捕獲用のインディアン水車で鮭を捕獲する作業を見ることができます。
撮影した四月下旬は、北海道でも桜の開花宣言があちこちで聞かれていましたが、支笏湖ではやっと春を迎えたところ。農作業が始まると丘陵地帯も徐々に緑が増え、山々ももえぎ色に染まり、見事なグリーンのコントラストを楽しむことができます。
掲載期間:令和3年5月7日~令和3年6月8日
<羊蹄山をバックにアスパラ収穫作業とホワイトアスパラガス>(喜茂別町)
(写真提供:一般社団法人 きもべつ観光協会)
喜茂別町は、札幌市から南西に70km程のところ、名峰・羊蹄山の東側に位置する自然豊かな農村地帯です。
冬の天気の良い日には、白い雪に覆われバックの青空を埋め尽くすように迫ってくる羊蹄山を、町内の随所で見ることができます。
町を流れる日本一の清流・尻別川の清らかな水を使って行われる農業が町の基幹産業であり、中でもアスパラガスは生産が盛んです。特にホワイトアスパラガスは、新鮮なまま缶詰にして販売するなどしており、国内でも有名な産地となっています。
喜茂別町は、イメージキャラクターの一部をアスパラガスとしたり、中山峠にある道の駅にアスパラガスのオブジェを設置するほどのアスパラガス推しの町。天気が良ければ、峠の頂でアスパラガス越しに名峰を展望することができます。
掲載期間:令和3年4月6日~令和3年5月6日
<伝統野菜のたまねぎ(札幌黄)とキャベツ(札幌大球)>(札幌市)
(写真提供:JAさっぽろ)
札幌市は、北海道の人口の約3割が集まる、商業や流通、サービス業が盛んな北海道最大の都市です。また、有名建築物などの観光名所も数多くあります。
農地は減少してきているものの、市の中心から離れた地域においては、米や野菜、果樹等、多岐に渡る農作物が生産されています。
市内のJAでは、蝦夷地開拓の時代から生産されている野菜を「札幌伝統野菜」と呼称して、栽培・普及に取り組んでいます。その中でも「さっぽろ」の名が冠された「札幌黄(たまねぎ)」や「札幌大球(キャベツ)」が特に有名です。
都市化が進む札幌市ですが、昔ながらの味わいのある野菜達がしっかりと息づいています。
掲載期間:令和3年2月8日~令和3年4月5日
<掘り出したユリ根と雪の下貯蔵のにんじん>(真狩村)
真狩村は「蝦夷富士」羊蹄山の南に位置しており、豊かな水と緑の下、馬鈴薯、だいこん、にんじんやユリ根などの生産が盛んです。中でもユリ根は、北海道の生産量の約3割を占める一大生産地であり、主に関西方面にむけて出荷されています。
また、演歌歌手の細川たかしさんは当村の出身であり、村内の河川公園には熱唱姿の銅像も設置されています。
羊蹄山周辺には、ウインタースポーツが盛んなリゾートがあり、寒い季節ならではの賑わいを見せています。リゾートへ出向きながら、真狩村から見る冬の羊蹄山を眺めるのはいかがですか。
掲載期間:令和3年1月8日~令和3年2月7日
<どぶろくと観光スポット「文学台」からの風景>(長沼町)
長沼町は、北海道の石狩平野南端部に位置しており、札幌市から東方に約30km離れた都市近郊型田園地帯。
米や麦等、様々な農産物が生産されていますが、中でも大豆の作付面積は、市町村別では平成18年以降北海道で一番大きく、平成30年、令和元年は国内でも1位となっています。
また長沼町は、都市農村交流に早くから取り組み、北海道で最初のグリーンツーリズム特区にも認定されています。
町内には観光スポットもたくさんありますが、中でも「文学台」は、石狩平野を遙か遠くまで一望することができます。一度、壮大な風景を見に訪れてはいかがですか。
(米から製造する濁り酒(どぶろく)は、長沼町の有名な特産品です。)
掲載期間:令和2年12月4日~令和3年1月7日
<特産品と馬産地の放牧場の風景>(日高町)
史上初となる牝馬の無敗の三冠馬を育んだ日高町。
町内の門別競馬場では、地方競馬の一つ「ホッカイドウ競馬」を唯一生で見ることができ、11月3日には北海道で初開催となるダート競馬の祭典「JBC」も開催されました。
また、牛や豚等の家畜生産、野菜生産も盛んに行われており、トマトや軟白長ねぎ等は、道内外を問わず市場へ安定供給されています。近年は新しい作物にもチャレンジしており、ひげにんにくやフルーツほおずき等の栽培で、新たな特産品づくりにも積極的に取り組んでいます。
日高町では、広大な太平洋を遠くに眺める放牧場と自由に過ごすサラブレットを同時に見ることのできるポイントもありますので、探してみてはいかがですか。
掲載期間:令和2年11月6日~令和2年12月3日
<旬を迎えたりんごと特産のワイン>(仁木町)
仁木町は北海道南西部、積丹半島の付け根に位置しており、サクランボやりんご、ぶどうなどの果樹の栽培が盛んです。
最近では、起伏の多い土地を利用して醸造用ぶどうを栽培し、ワインを生産するワイナリーが増加しています。
また、隣町の余市町と共同で、ぶどう畑を眺め、ワイン造りに触れ、その土地の風土や文化を感じることができるワインツーリズムの取組を進めています。
ワインに興味のある方、仁木町を訪れてみてはいかがですか。
掲載期間:令和2年10月2日~令和2年11月5日
<庶野の海岸と昆布干しの風景>(えりも町)
えりも町と言えば風が強いことで有名な「襟裳岬」がありますが、夏のえりも町は岬だけではなく、岬を境目にして東側では水平線が見える海岸、また西側では昆布を干す作業等が見られます。
えりも町には日本最大の国定公園「日高山脈襟裳国定公園」があり、北海道を代表する日高山脈や海食崖の海岸線等、天気の良い日にはすばらしい雄大な景色を見ることができ、山と海に挟まれた大自然の豊かさを感じることができます。
掲載期間:令和2年9月3日~令和2年10月1日
<ふきだし公園で湧く羊蹄山の湧水> (京極町)
羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、京極町で湧き出ています。
四季を問わず絶え間なく湧き出している水量は、1日あたり約8万トン。
水温は年間を通じて6.5℃前後を保っており、暑い日に一時の涼を感じさせてくれます。
掲載期間:令和2年8月20日~令和2年9月2日
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