環境配慮計画の推進

未来へ残そう！「あ」したの農業「か」けがいのない自然「せ」んぶみんなの「い」のちのみなもと「あかせい」

本地区は、根利川及び赤城山の伏流水や黒檜山を水源とする渓流と、赤城山の山裾を開拓した畑地が広がる丘陵地や山林が存在し、多様な動植物が生息、生育する自然環境を有しています。清流に生息するヤマメなどの魚類、里山に生息するヒメギフチョウなどの昆虫類、オオヤマレンゲなどの植物をはじめとする多くの希少動植物が確認されています。

環境に配慮した工事の実施

本事業は、コンクリート構造物の補修及び施設機械設備の更新が主な工事となることから、環境に与える影響は少ないものの生態系や景観に極力影響を与えないように配慮した工事を行っています。
(ア)重機は低騒音型、低振動型のものを使用します。
(イ)資材置き場や工事範囲は最小限とします。
(ウ)希少種が見つかった場合には、工事関係者等に周知を図り、対策を検討するとともに、併せて監視体制を検討します。
(エ)汚濁防止施設の設置等により、排水をろ過し、濁水の発生を防止します。

地域づくりの取り組み（赤城西麓青空教室）

農業水利施設の歴史や役割に関する啓発活動や、地域住民と連携した農業水利施設を活用した地域づくりを推進しています。
赤城西麓青空教室
土地改良事業で造成された赤城西麓地区の根利川頭首工、利根調整池等の施設見学をしたのち、広大な畑地帯を歩き農作業体験を行うものです。農業用施設の重要性、農地整備の必要性等を伝えることによって、地域住民や子供たちにも、農業水利施設の機能を保全していくことが大切であることを理解してもらうことを目的としています。