特定外来生物等への対策
当事務所での取組について
近年、農業用水の取水・送水に起因して、カワヒバリガイやナガエツルノゲイトウなどの特定外来生物等の生息域が拡大し、農業用水の取水や配水、排水作業に支障をきたしています。更に、水田の中にも生息が拡大し米の減収被害も発生しています。
特に、水系を超えて農業用水や上工水の送水を多く実施している、関東平野において、これらの被害が多く見られています。
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カワヒバリガイがスクリーンに付着した様子
(茨城県)
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カワヒバリガイの除去作業
(群馬県)
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ナガエツルノゲイトウによる通水阻害 (千葉県) |
ナガエツルノゲイトウの除去作業 (千葉県) |
このため、当調査管理事務所では、土地改良施設を管理している県や市町村、土地改良区の方と情報共有を図ることで、被害の早期発見や、拡大の防止、有効な除去方法等を共有し、農業用水の取水に起因する被害の拡大を防止したいと考えています。
本ページでは、当調査管理事務所での特定外来生物対策に係る取組状況について、ご紹介します。
外来種が農業水利施設に及ぼす影響と対策については、農林水産省の下記リンクについてもご参照ください。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kankyo/kankyo_hozen/
本ページでは、当調査管理事務所での特定外来生物対策に係る取組状況について、ご紹介します。
外来種が農業水利施設に及ぼす影響と対策については、農林水産省の下記リンクについてもご参照ください。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kankyo/kankyo_hozen/
活動報告
利根川水系土地改良情報連絡会(令和2年2月4日)
関東農政局管内における被害状況や対応状況等についてアンケート調査を実施し、その結果を2月4日に関東農政局で開催された、利根川水系情報連絡会の場で報告しました。また、我が国でカワヒバリガイ調査研究の第一人者である農研機構農業環境変動研究センター伊藤健二上級研究員をお招きして、カワヒバリガイの特性、繁殖状況及びその対策についてご講演いただきました。本情報連絡会には、県、土地改良区などの関係者約40名にご参加いただきました。
アンケート調査の結果及び農研機構伊藤上級研究員の講演資料は以下よりダウンロードできます。
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当日の参加者の様子
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農研機構伊藤上級研究員の講演
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当調査管理事務所:農業用水の取水に伴い被害が拡大している特定外来生物等について(PDF : 2,350KB)
農研機構:霞ヶ浦周辺地域における特定外来生物カワヒバリガイの現状と対策(PDF : 4,312KB)
お問合せ先
利根川水系土地改良調査管理事務所〒277-0831 千葉県柏市根戸471-65
電話番号:04(7131)7141 FAX番号:04(7133)3527