農地の整備状況
農地の整備状況は、地域間の格差が大きくなっています。効率的で安定的な農業経営の育成に有利な立地状況にありながら、整備が遅れている地域がある一方で、整備後数十年を経て用排水路等の老朽化が進み、更新設備が緊急課題となっている地域もある状況となっています。
水田整備率
全国平均:59%(平成16年3月)
注)整備率は30a程度以上に整形された面積の全水田面積に対する割合。
整備の実績(全国) 昭和40年以降の10年ごとの整備割合 |
整備率上位10県の平均値 整備率上位10県の平均値とその他の県の平均値の比較 |
約50万haの水田は整備後約30年を経過しており、老朽化した用排水路等の更新も課題となっています。
畑整備率(末端農道)
全国平均:72%(平成16年3月)
注)整備率は末端農道の整備された畑の全畑面積に対する割合。
整備率上位10県の平均値
規模拡大や生産性の向上に大きな効果
農地整備の効果を生産者側から見ると、担い手の経営規模は事業の実施前後で2.1倍に増加し、これに伴い稲作労働時間が約6割短縮され、米の生産コストが35%低減されるなど労働生産性が大幅に向上しています。
農地整備に伴う作物価格の低下によってもたらされる消費者メリットは、年間3,300億円と算定されています。
担い手の経営規模の拡大
担い手の稲作労働時間の短縮
担い手農家の米生産コストの低減
ほ場整備事業による消費者余剰の増加
お問合せ先
農村振興部設計課
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