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関東農政局

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多面的機能とは?

  農業水利施設は、水を貯えるダムやため池、川の水を堰上げて取水する堰(頭首工)、水を運ぶ用水路、水を分ける分水工、排水を集めて流す排水路などから成ります。
古くは平安時代に弘法大師の指導で改築された香川県の満濃池など全国21万箇所以上のため池、地球を1周する総延長4万km以上の用排水路など、日本列島に張り巡らされ、現在も活躍をしています。
  これらの農業生産に役立つだけではなく、水田などの農地と一体的に機能して、洪水や土砂流失の防止による国土の保全や、地下水のかん養、河川流況の安定、親水空間の提供など環境の保全効果を発揮しており、これらの効果は下流の都市地域など流域全体に及んでいます。
  農業水利施設は社会全体の共有財産として次世代に継承し、機能を発揮させることが大切です。

 洪水防止

  水田は小さなダムです。しかも、上流の山林に降った雨も用水路で集めて、一時的に水を貯留できます。全国の水田全体では52億m3を貯留できると試算され、黒四ダム(有効貯水量1.49億m3)の約35個分に相当します。
  大雨の際に、用排水路や水田に水を一時貯めさせることで、水が河川へ流れ出るのを遅らせて、地域の浸水や下流での洪水を防止します。

 

土砂流失防止

  水田は水平に保たれ、周囲に畦があるので土砂が流れ出にくい構造となっています。水田が維持されることによって土砂の流失を抑制し、流下での水質の汚濁などの被害が生じることを防ぎます。

地下水かん養・河川流況安定

  水田に湛えられた水の半分以上は、一旦地下に浸透し、地下水や河川水となって下流で再び利用されます。また地下に浸透した水が時間的遅れを伴って河川に還元されることで、河川の水量を安定させる働きもしており、下流の都市にもその効果が及んでいます。

親水効果

  農業用水やため池は○○川や△△池と呼び名をつけられ、地域の人々に親しまれ、大切にされてきた「春の小川」でもあります。
  現代では、都会から訪れる人々にも潤いと憩いの親水空間を提供しています。

 

 

 

防火・消流雪用水効果

  農業用水は水田や畑などのかんがい用水の他に、火災に備える防火用水や豪雪時に除雪した雪を溶かす消流雪用水として、暮らしの中で利用されています。

 

お問合せ先

農村振興部設計課

ダイヤルイン:048-600-0600
FAX番号:048-600-0624