利根川水系の水田
利根川の水田
利根川は国土の約5%という全国一の流域面積を有しています。
その流域には、全国の2割にあたる約2,500万人の人々が生活していますが、加えて全国の1割にあたる約28万haの水田も存在しています。
つまり、下流域に首都圏を有する利根川水系の水田1haあたりの人口は約90人で、全国平均の約2倍であり、農産物の供給以外にも多くの多面的機能の発揮を通じて、人々の生活に大きな影響を与えているといえます。
また、同じ利根川水系の水田でも下流部は広大な低平地水田、中流部は都市部に囲まれた水田、上流部は棚田が多いといったように、地域ごとに異なる特徴を有しています。
利根川中流 約400万人の人々が生活している、荒川地域に次ぐ人口密集地域ですが、同時に73,000haの水田を有しており、都市と水田が混在した地域となっています。 |
鬼怒川・小貝川 約75,000haの水田を有しており、関東の農業を支える有数の農業地帯となっています。 |
利根川上流 この地域は、約5,500haという水系内の約85%にあたる棚田を有しており、都市との交流やその治水効果が注目を集めています。 |
荒 川 この地域は大都市東京を抱えており、1,400万人もの人々が生活をしています。しかし、この地域にも約15,000ha(伊豆大島の1.5倍)の水田があり、「都会のオアシス」となっています。 |
利根川下流 利根川水系では最大である約90,000万haの水田を有している地域です。 |
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