令和6年度 食に関するセミナー(第1回)を開催しました
令和6年6月26日(水曜日)、「食に関するセミナー(第1回)知りたい!輸入食品~輸入食品の安全性確保について~」を開催し、会場とオンラインを併用し消費者等85名の方にご参加いただきました。今回のセミナーでは、厚生労働省 神戸検疫所 食品監視課 谷輸入食品監督官をお招きし、「輸入食品の安全性確保について」をテーマに講演を行いました。

(会場の様子)
谷輸入食品監督官から、輸入食品については、「輸出国対策」、「輸入時対策」及び「国内対策」の3段階の監視体制が取られており、このうち検疫所では「輸入時対策」として、年度毎に策定される輸入食品監視指導計画に基づき、輸入者から提出される「食品等輸入届出書」の審査、違反状況、食品衛生上の状況について幅広く監視し、必要に応じて輸入時検査を強化する等の対策を講じることを目的としたモニタリング検査(令和6年度計画:約10万件)、輸入時検査を中心とした監視体制に加え、輸出国での生産段階における衛生基準などの安全性を確保する取組等が実施されていることが紹介されました。
「輸出国対策」としては、厚生労働省が、日本の食品衛生に関する規制の英語での周知、二国間協議、現地検査等を、「国内対策」としては、都道府県等が、都道府県等監視指導計画に基づく流通食品等の収去検査等を実施していることについて説明がありました。
参加者からは、「輸入食品の検査の実態を知ることができてよかった。」、「これまでざっくりとしか知らなかったので理解が深まった。」等の感想が寄せられました。
神戸検疫所谷 輸入食品監督官
企画調整室髙橋室長補佐
また、近畿農政局 企画調整室 髙橋室長補佐からは、6月5日に公布・施行された「食料・農業・農村基本法改正法」について、「食料安全保障の確保」、「環境と調和の取れた食料システムの確立」、「農業の持続的な発展」、「農村の振興」といった同改正法のポイントや消費者の役割等について説明を行いました。
参加者からは「消費者という点に絞った話がよかった。」、「改正法についてテレビ等でもっと宣伝した方がよいと思う。」等のご意見が出されました。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
ダイヤルイン:075-414-9771