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近畿農政局

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食育イベント「~農業体験を通じて食とその未来を考えよう!~」を開催しました

令和6年11月16日(土曜日)、京都リサーチパークにおいて、食育に関心のある方々を対象に、食育イベント全国キャラバンの一環として「~農業体験を通じて食とその未来を考えよう!~」を開催しました。本イベントは、セミナー会場と農業体験現場を中継するハイブリッド型で実施し、来場者22名、オンライン42名の計64名の参加がありました。

第1部の講演では、耕作放棄地を社員の福利厚生用に借り上げ、農場を開園し、ブルーベリーの栽培等に取り組まれている株式会社堀場製作所管理本部総務部副部長の冨嶋真二氏から、「つながりを育む農園~”おもしろおかしく”の具現化~」と題して、農場の活用方法や同地を通じた食育活動について、ご講演いただきました。続いて、農業経営の傍ら、大学の講演活動や学生の農業体験の受け入れ等に取り組まれている株式会社小林ふぁ~むの小林加奈子氏から、「ヒト/コト/モノをつなぐ”かなこ農法”」と題して、自社農園での各種取組とその中で感じた食育に取り組む意義について、ご講演いただきました。並行して、別会場のみつばちBunBunクロスケの大原野げんき畑の農業体験現場において、いちご栽培に係る作業体験を同志社女子大学生活科学部と京都栄養医療専門学校の学生に参加いただき、クロスケの大原野げんき畑代表の田中クロスケ氏に、作業のサポートや食育活動の取組についてご紹介いただきました。

第2部のパネルディスカッションでは、神戸大学農学研究科附属食資源教育研究センター教授の大山憲二氏をファシリテーターに、冨嶋氏、小林氏、京都栄養医療専門学校講師の石伏穣氏、そしてオンライン参加でクロスケ氏と農業体験を行った学生をパネリストに迎え、農業体験から得られることについて議論いただきました。農業を実際に体験することで、旬を意識したり、地域の魅力を感じたり、食べ残しがなくなるなど、食に対する意識や行動の変化につながるということを参加者一同で共有しました。

このほか、「みどりの食料システム戦略」に関するパネルを展示し、戦略の概要や環境負荷低減の取組について、来場者に向けて情報発信を行いました。

終了後、参加者からは「農業体験の現場から中継があり、臨場感があってよかった」、「農業と直接的に関わりのない企業でも食育に取り組めることはたくさんあると気づかされた」、「食育は人を繋ぐという役割もあることが分かり、勉強になった」などの感想が寄せられました。
(本イベントの模様は、後日アーカイブ配信を行います。)


(株)堀場製作所 冨嶋氏による講演

(株)小林ふぁ~む 小林氏による講演


みつばちBunBunクロスケの大原野げんき畑の農業体験

農業体験中のインタビュー


農業体験現場のクロスケ氏と学生をオンラインでむすんだパネルディスカッション(左から、ファシリテーターの大山氏、パネリストの冨嶋氏、小林氏、石伏氏)

みどり戦略のパネル展示

お問合せ先

消費・安全部 消費生活課

担当者:食育担当
ダイヤルイン:075-414-9771