京都芸術大学の学生のフィールドワーク
ニッポンフードシフトの一環で、京都芸術大学情報デザイン学科の学生が農林水産物の生産や加工の現場に出向き、そこで働く方々と直接触れ合い、意見を交わすフィールドワークを行いました。
学生が自ら見聞きしたことを基に日本の食や農林水産業について考え、同世代に向けた情報発信の在り方にヒントを得る貴重な機会となりました。
学生を受け入れてくださった生産者や食品関連事業者の皆様の御協力に感謝申し上げます。
-ロックファーム京都株式会社-
令和7年7月17日(木曜日)、京都府久御山町のロックファーム京都株式会社を訪問。 ロックファーム京都株式会社は、アルバイト・技能実習生を含め約50名の従業員(20~30代中心)からなる農業法人で、九条ねぎや、夏季限定のブランディング商品“京都舞コーン”(ホワイトコーン)を栽培しています。
会社概況の説明後、学生からの質疑応答、意見交換を行い、作業場および圃場を見学しました。
質疑応答では、「価格設定で意識していることは?」、「規格外になってしまう舞コーンはどうしているのか」など沢山の質問が出され、「再生産可能な金額、適正価格で売ることを意識している」「スープに加工する、直売所で販売するなどして廃棄が出ないようにしている」などの回答がありました。

村田代表との意見交換の様子 京都舞コーン(ホワイトコーン)圃場見学
-無印良品 京都山科-
令和7年7月17日(木曜日)、京都市山科区の「無印良品 京都山科」(株式会社良品計画)を訪問。
同店は、無印良品の商品だけでなく、生鮮食料品(青果、精肉、鮮魚)や加工食品、総菜なども品ぞろえする食料品スーパー部門も設けています。
学生はそれぞれの売り場を巡りながら売り場の特徴や品ぞろえ、仕入先、地域の生産者や事業者と協力した商品開発の経緯などの説明を聞き、売り場に掲出されたポップや商品ラベルを熱心に確認していました。店舗外に場所を移して企業の沿革や地域貢献に関するコンセプトの説明を受け、学生からの質問やそれへの回答を中心に、交流を深めました。

店舗の見学様子 意見交換の様子
-京都協同食品プロダクト株式会社-
令和7年7月24日(木曜日)、京都市南区の京都協同食品プロダクト株式会社を訪問。
京都協同食品プロダクト株式会社は、主に京都生協の組合員に供給するための畜水産物の加工を行う京都生協のグループ会社です。
畜産物や水産物の加工ラインを二手に分かれて見学しながら、衛生管理の手法や環境対策を交えた説明を受けました。
会社概況の説明においては、ライフスタイルに応じた(少量、健康、簡便など)商品づくりや、端肉や規格外の食材を活用するなど食品ロス削減を意識した商品づくりを行っているなどの取組の紹介がありました。
学生からは「家庭ごみの総量削減を意識した取り組みはあるか」、「機械によるものと人の手作業で使い分けているのか」など沢山の質問が出され、「ノントレイ商品の製造や生鮮食品等の二重包装を少なくする取り組みを進めている」、「生産効率や出来栄えを重視するものは機械を使うが、刺身は薄造りに対応する機械がないため手作業で行っている」などの回答がありました。

工場見学の様子 質疑応答の様子
-株式会社パーシテック-
令和7年7月24日(木曜日)、滋賀県高島市の株式会社パーシテックの柿農園を訪問。
株式会社パーシテックは平成28年に設立され、自らの農園で試行錯誤しながらIoT技術を駆使したスマート機器の農業分野への普及に取り組んでいます。
学生はスマートグラスと遠隔操作用のパソコンをつないだ摘果作業や乗用草刈り機を体験しました。
学生からは、「運用中のスマート技術の普及や評判はどうか。使い勝手などの意見は?」、「スマート技術のメリット、デメリットは?」などの質問が出され、「現場主導で作成したシステムは、効率性と実用性が高く評判も良い。応用も可能なので、これからの広がりに期待している」、「遠隔操作は熟練高齢者が農作業未経験者に指示することで人手不足の解消にもなる。また、高齢農業者のやりがいにも繋がる。一方、操作方法が難しい場合があり、機能を限定して誤操作をなくす工夫をしている」などの回答がありました。
実際のスマート機器を体験する貴重な機会となりました。

スマート機器体験の様子
お問合せ先
企画調整室
担当者:川北、仲田
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