「わたしたちの食の未来と「みどりの食料システム戦略」」について講義-「甲南女子大学」-
令和7年11月18日(火曜日)、甲南女子大学(兵庫県神戸市)において、近畿農政局生産部 土江持続的食料システム戦略推進官が講師を、若手職員がアシスタントを務め、人間科学部生活環境学科1年生90名を対象に「わたしたちの食の未来と「みどりの食料システム戦略」」をテーマに出張講座を実施しました。
【講義をする土江推進官】


講義では、みどりの食料システム戦略の概要を説明し、「環境負荷低減の「見える化」の推進」や「食品ロスの削減」といったみどりの食料システム戦略における具体的な取組を紹介しました。
受講生からは、「環境に配慮した取組がすでにたくさん行われていると知ることができた」などの感想が寄せられました。
【みえるらべるクイズの案内と回答する受講生】


近畿農政局のみどりの食料システムを推進するために結成された、「ええやんみどり!」チームの4人の若手職員が、「みえるらべるクイズ1)」を紹介しました。受講生は各自のスマートフォンを使って、周囲の受講生や若手職員とも相談しながら回答し、楽しみながら学習しました。
1) 環境負荷低減の取組を知ることができる2択クイズ。こちらから挑戦できます。
【グループディスカッションの様子】


「持続可能な食料システムを実現するために、消費者にできること、事業者にできることとは?」という課題について、4人程度のグループに分かれディスカッションをしてもらいました。受講生は、若手職員にも相談しながら意見を出し合い、グループとしての考えをまとめていました。
【グループごとに発表する受講生】


講義の最後にグループディスカッションでまとめた考えをグループごとに発表し、他のグループにも共有しました。消費者としてできることは「てまえどりをする、食べきれる量を買う」など、事業者としてできることは「作りすぎないようにする、賞味期限の近いものは消費者が取りやすい位置に置く、規格外商品を他の料理に使用するなどして廃棄を減らす」などの考えの発表がありました 。
講義全体を通して、「自分たちで実際に考えたことで、積極的に食品ロス削減に取り組もうと思った」、「てまえどり2)など、消費者としてできることから実践したい」などの感想が寄せられました。
2) 商品棚の手前にある商品、販売期限が近い商品を積極的に選ぶことで、廃棄による食品ロス削減につなげる取組のこと。
近畿農政局では、出張講座を通じて次世代を担う学生たちに食料・農業・農村の現状や、関係する政策等を幅広く紹介することで農業との関わりを持っていただき、将来、地域を活性化する人材として農村関係人口の拡大に繋げていきます。
農産物の生産、食の安全と消費者の信頼確保、日本産農林水産物・食品の輸出促進や、日本食文化などの農政に関することについて、学部・学科を問わず、講義・ゼミの1コマ等、御希望に合わせて対応いたします。 随時受付をしておりますので、ご関心があれば下記ページの「出張講座申し込みフォーム」からお申し込みください。
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