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ヘルシーいなり 世界で人気

京都市|大京食品株式会社

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近畿管内で輸出に取り組む企業などに話をうかがうこのコーナー。今回は、京都市南区で味付けいなりあげなどの加工品の輸出に取り組まれている大京食品株式会社の代表取締役社長の大澤幹也さんに話をうかがいました。

輸出の概要メガホンのイラスト

輸出に取り組む企業トップインタビュー メガホンのイラスト


――大京食品さんは、いなり揚げを、東南アジアやオセアニア、欧州、アメリカなど、さまざまな国に輸出されていますね。額も非常に大きいです。

(大澤)
ええ。特にアジアは取扱規模が大きいですね。台湾では、200店舗以上ある回転寿司チェーンで採用されています。韓国でも有名な大手小売チェーンで取り扱っていただいています。

――輸出にあたって苦労なされたことは?

(大澤)
やはり、価格競争ですね。他社メーカーにより製造された類似品が多く、低価格で販売されていました。

――価格競争を避けるために工夫されたことは?

(大澤)
商品品質と高級感がアピールできる包装デザインに工夫し、他社商品と差別化を行いました。ブランドイメージもよくなり、売れ行きが好調になりましたね。

――どういった方法で海外にアピールされたんですか?

(大澤)
海外展示会や商談会のほか、BtoBサイトも利用し、いなりを世界に宣伝しましたね。おかげで、商品認知度が高くなり、海外からの引合いが増えました。また、健康志向が高い海外市場に合わせた商品を開発しました。

――ヘルシーさを売りにしたんですか?

(大澤)
そうです。海外では健康志向が強く、ヘルシー食材である豆腐に注目が集まっています。そういった海外市場のニーズに合わせた、Non-GMO・グルテンフリー・アルコールフリーなどの商品を開発しました。とくに豆腐を使った、いなりは、寿司ネタとして人気が高いです。

――日本では惣菜というイメージが強い、いなりですが、海外では、ヘルシーな寿司ネタとして売れるんですね。今後の目標を教えてください。

(大澤)
今後も、既存輸出先国の更なる販路拡大と新規輸出国の開拓を行いたいですね。現地ニーズに合った商品の改良・開発を行いながら、令和5年までに輸出額7億円を目指します。日本の伝統食品のメーカーとして、商品を通じて受け継がれる食文化を残す事と共に、海外へも積極的に日本の食文化をご紹介していきたいです。

2017年 SIAL CHINAに出展

2017年 SIAL CHINAに出展

2018年JAPAN FOODエキスポに出展

2018年JAPAN FOODエキスポに出展

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