プレスリリース
地域の農畜産物・加工品6産品を地理的表示(GI)として登録
農林水産省は、本日、泉州水なす(大阪府)を始めとする6産品を新たに地理的表示(GI)として登録しました。
1.概要
地理的表示(GI)保護制度は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因・環境の中で育まれてきた品質、社会的評価等を有する農林水産物・食品の名称を、その地域における知的財産として保護するものです。
農林水産省は、学識経験者からの意見聴取等を経て、令和7年1月30日(木曜日)に、地理的表示法に基づき、次の産品を地理的表示として登録(登録番号第157号から162号まで)しましたので、お知らせします。
なお、今回の登録により、日本国内のGI登録産品は154産品になりました。
2.地理的表示法に基づき登録された特定農林水産物等
名称 |
登録生産者団体 |
生産地 |
泉州水なす |
全国農業協同組合連合会 | 大阪府 |
かづの牛 |
かづの牛振興協議会 | 秋田県 |
くまもと踊る丹頂 |
熊本県経済農業協同組合連合会 | 熊本県 |
豊橋花穂 |
豊橋温室園芸農業協同組合 | 愛知県 |
川井赤しそ |
川井しそブランド推進協議会 | 岩手県 |
益田アムスメロン |
益田アムスメロン振興協議会 | 島根県 |
今回、近畿管内では泉州水なす(大阪府)が登録されたことから、大阪府のGI登録産品は2産品となり、近畿のGI登録産品は全部で16産品となりました。
「泉州水なす」は、江戸時代初期から泉州地域で栽培されており、他地域で栽培すると形質が変わると言われ、同地域の門外不出の特産品とされていました。
優良系統品種の選定や栽培技術向上の取組を重ね、色味や食味を高めるとともに、マス・メディアへのプロモーションを行ったことで、全国的な認知が進みました。
絞ると水がしたたり落ちるほど多くの水分を含み、昔は田畑の片隅に植え、炎天下の農作業時にのどの渇きを癒したと言われており、果皮と果肉が柔らかで、ほのかな甘みがあり、あくが少ないのが特徴です。
泉州地域を代表するブランド野菜であり、漬物や郷土料理に使用されるなど地域の食文化に定着しており、大阪を代表する土産物・贈答品としても人気です。

泉州水なす
<添付資料>
農林水産省プレスリリース(PDF : 568KB)
泉州水なす産品概要(PDF : 281KB)
3.地理的表示及びGIマークについて
登録された産品は、地理的表示(GI)を使用することができます。その際、地理的表示と併せて下記のGIマーク(地理的表示法に基づく登録標章)を使用することができ、地理的表示産品であることの証となります。
4.参考
地理的表示(GI)保護制度~登録産品一覧~
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/index.html
地理的表示(GI)保護制度~地理的表示及びGIマークの表示について~
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/gi_mark/index.html
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