農村振興部農村環境課環境調査係 津倉堯志(令和4年度採用)
~農村が形成する自然環境を保全する~ |
今担当している業務は?
現在は、農村環境課という部署に配属されています。 担当業務として、農業活動に伴い形成される二次的自然環境の保全調査等を行っています。 「二次的自然」とは水田環境や雑木林など、人が手を加えることで形成されてきた自然のことで、周期的に管理されるため、植生遷移の途中で維持されることになります。 こういった環境では特有の動植物が定着することになり、もし農業活動が放棄されてしまうと、生物多様性が失われることになります。 今後我が国の人口が減少していく中で、そのような二次的自然環境における生物多様性をどのように保全していくか、その足掛かりとなる調査業務に携わっています。
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~農業を通して社会に広く働きかけることができる~ |
近畿農政局を志望した理由は?
自分の実家は高槻という大阪市のベッドタウンにあり、実家の前には水田が広がっていました。 しかし、農業者の高齢化や離農に伴い、耕作放棄地が増えていく現状を見て、日本の農業に自分ができることはないかと考え始めました。 その結果、社会に広く働きかけることができる農政局という選択肢を意識するようになりました。 また、自身が大学で農学を専攻していたこともあり、農業にかかわる業務を行うことができる農政局を志望しました。
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~自分らしさを出しやすい職場~ |
職場環境について
入省するまで自分が想像していた「お役所仕事」とは異なり、かなりの業務が電子化されており、新規採用されたばかりでも受講できる、データサイエンス分野での研修も行われていました。 また、農村振興という部局の性質上、調査や聞き取りなど、現地での業務が多く、自然環境に触れる機会が多々あります。 外に出て作業することがお好きな方にはお勧めの職場です。
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皆さんへのメッセージ
公務員試験の対策としてはまず、過去の出題例をしっかりと理解することです。 特に専門範囲はこれまであまり触れてこなかった分野も出題されるでしょうから、そういった問題も自分の言葉で解説できるように整理しておく必要があります。 教養範囲はそこまで複雑な問題は出ないので、基礎的な読解能力や計算能力、数年前の時事問題への政府の対応などを大まかに押さえておく程度で問題ありませんが、それは点数差が付きにくいということなのでケアレスミスがないように慎重に解答しましょう。
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お問合せ先
農村振興部設計課
担当者:田井、仙波
ダイヤルイン:075-414-9513
FAX番号:075-417-2090