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近畿農政局

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農林漁業体験(教育ファーム) 

教育ファーム

教育ファームとは

今日、生産現場と生活の場の距離が広がり、子どもだけでなく大人を含めた消費者の多くが、自分の食生活が自然の恩恵や食に関わる人々の活動に支えられていることを実感しにくくなっています。

こうした中、食料の生産から消費までの食に関する様々な体験活動を行うことは、食に関する知識と食を選ぶ力を習得し、健全な食生活を自ら行うことができる人間を育てる「食育」を推進する上で重要です。

農林漁業に関する様々な体験の機会を提供する「教育ファーム」とは、一時的なイベントではなく、生産者の指導を受けながら、大人も子どもも一連の農作業などを体験することで、「食生活が自然の恩恵の上に成り立っていることや食に関する人々の様々な活動に支えられていること等に関する理解を深める」などの効果が発揮される農林漁業体験活動です。


☆「一連の農作業等の体験」とは、体験者が、実際に農林水産業を営んでいる方の指導を受け、同一作物について2つ以上の作業を年間2日以上の期間行うことを指します。

さあ行こう 田植え体験

「さあ行こう、田植え体験、泥まみれ」

親と子の食育かるた農業・農村編

6月の 雨で育てる 青い稲

「六月の、雨で育てる、青い稲」

親と子の食育かるた農業・農村編

教育ファームの目的

「教育ファーム」は、生産者の指導を受けながら、作物を育てるところから食べるところまで一貫した「本物体験」の機会を提供する取組です。

この継続的な体験(食農体験活動)を通して自然の力やそれを生かす生産者の知恵と工夫を学び、生産に苦労や喜び、食べ物の大切さを、実感をもって知ることが目的です。

また、教育ファームでの体験をきっかけに、将来農業をやってみたいと興味を持ち始める例もあり、教育ファーム活動は農業の魅力を発信する後継者発掘の機会にもなり得るのです。

農林水産省は、関係府省との連携のもと、各地域における教育ファームの取組の促進を図ることとしています。

教育ファームの対象作物

教育ファームの対象作物として、米、野菜、果実、畜産物、魚介類、きのこなどが上げられます。情操教育の面から花きも推奨しています。

教育ファームの対象

食育が、子どもから高齢者の方までのすべての国民を対象にしているのと同様に、「教育ファーム」の取組もすべての国民を対象としています。
ただし、子どもの時期は、食に対する考え方を形成する大切な時期であるため、子どもを対象とした取組は特に重要です。


そよ風に おどる稲の穂 豊作だ

「そよ風に、おどる稲の穂、豊作だ」

親と子の食育かるた農業・農村編

教育ファームの実施主体

教育ファームの実施主体は、市町村、農林漁業者、学校、その他農林漁業に関する団体やNPOなどの市民団体が考えられます。また、一つの実施主体のみでなく、多くの異なる分野の関係者が連携して教育ファームに取り組むことで、より充実した活動を行うことができると考えられます。

 

関連リンク

わらでなう リース・しめ縄

「わらでなう、リース・しめ縄、こも・ぞうり」

親と子の食育かるた農業・農村編





教育ファーム

 

(学校の授業での農林漁業体験も取り組めます。)


(企業の社会的責任(CSR )活動、社員研修、福利厚生などで農林漁業体験を始めるためのマニュアル)

(教育ファームをこれから始めようとする方だけでなく、すでに実施している方にも、より効果的な農林漁業体験を実践していただくための手引き) 

(教育ファームの説明や、教育ファームの事例を紹介した冊子です。)

お問合せ先

消費・安全部 消費生活課
担当者:教育ファーム推進専門官
ダイヤルイン:075-414-9771