近畿農政局兵庫県拠点は、2月6日(木曜日)に兵庫県但馬県民局和田山庁舎(朝来市)において、養父市、朝来市の農業者10人と意見交換会を行いました。 当日は今冬期一番の寒気団の歓迎を受けて、兵庫県北部は一面の銀世界の中での開催となりました。 この意見交換会は、「元気な兵庫の農業」づくりを目的に、昨年より神戸市等で定期的に行っており、今回は、中山間地である南但馬において開催しました。
意見交換会は、「令和元年度補正予算及び令和2年度農林水産関係予算概算決定の概要」の説明を皮切りに、農業者から経営概要、経営を行う上での課題、農政への要望等について発言をしていただきました。 今回の農業者は、水稲や大豆等の土地利用型農業を経営されている法人・生産者が中心で、法人設立までの地域の理解を得るための話し合いや、中核となる担い手の確保等に苦労された経験談、人・農地プランの実質化への取組、ブロイラーの鶏糞や、せんべい加工場で発生するえび殻を利用する循環型農業の取組、有機JASやGAPへの取り組み、散在農地の集約の課題、後継者問題、中山間地域での畦草刈り等、南但馬地域で営農されている現場ならではの発言が相次ぎました。
また、農林水産施策への要望では、提出書類の簡素化、中小・家族経営への支援等が出され、当拠点から、提出書類が他省庁と比べ多かった現状から簡略化を進めていること、令和2年度予算等で中小・家族経営に焦点を当てた施策を打ち出していること等の説明を行い、有意義な会となりました。
当県拠点では引き続き、農政と現場を結ぶ観点からこのような意見交換会を展開していく予定です。
|