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近畿農政局

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「食の宝庫」京丹波町の魅力を発信し、地域の稼ぐ力を強化する! (地域商社KYOTAMBA)

一般社団法人 京丹波町観光協会 地域商社事業部 山下 稔さん、勝田 雅洋さん

地域の特産品を全国に発信し、「食の宝庫」といわれる京都府京丹波町で地域の稼ぐ力を強化する活動を通じて地域の活性化を支える地域商社KYOTAMBA(以下「地域商社」という。)を訪問し、運営する山下 稔(やました みのる)さん、勝田 雅洋(かつた まさひろ)さんにお話を伺いました。
(取材:2023年5月)

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向かって左端が山下 稔さん

京都府拠点地方参事官との意見交換

地域商社は、京丹波町の過疎化、経済の停滞という地域課題に対応するため、京丹波町観光協会の事業として令和元年に発足しました。
基幹産業である農業の後継者が地域に定着してもらえるよう、農業収入で自立する農家を育成することや地域特産の魅力ある農産物や加工品を全国に発信して販売力を高めることをミッションとしているとのお話しがありました。

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取り組みの概要を説明する勝田 雅洋さん


コンパクト型流通で農家の流通コストを削減

地域商社は、農家から買い入れた農産物を配送距離1時間圏内のスーパーなどに直接販売するコンパクト流通に取り組むことで、これまで農家が負担していた流通コストを大幅に削減しています。
また、市場価格に左右されないよう植付け前に単価契約をすることで、経営の安定化を図っています。

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九条ねぎの袋詰めをするスタッフの皆さん

面倒な小分け・袋詰めも地域商社にすべてお任せ

農家は、収穫した農産物をそのまま地域商社に引き渡すだけで、計量や小分け、袋詰め、ラベル貼付など煩雑な作業は、地域商社の負担で行います。買取契約なので配送料や販売残の経費負担も無いことが農家にとってメリットです。
今後は、新たな契約農家の掘り起こしや農産物の取扱量・種類を増やし、スーパーのニーズに応え、より有利な取引ができるよう取り組みたいとのことでした。


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京丹波町ブランドの魅力ある農産品

京丹波ブランドのふるさと納税返礼品を全国に発信

地域商社では、京丹波町から、ふるさと納税返礼品の企画・POPデザイン・発注とりまとめ・発送等の業務を受託しているほか、「京丹波セレクション」の通販サイトを立ち上げ、「丹波くり」をはじめ地域の特産品の販売拡大を図っています。
「食の宝庫」である地域の特徴や生産農家の声を伝えるなど全国に特産品をアピールする場として情報発信に努めています。

地域商社KYOTAMBAホームページ

お問合せ先

京都府拠点
担当者:総括班
電話:075-414-9015