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近畿農政局

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企業が地元農家の労働力不足をバックアップ!! 

滋賀県竜王町|農事組合法人山之上生産組合         
ダイハツ工業株式会社滋賀竜王工場

~社員出向(社外応援)に関する協定書を締結~
令和2年8月5日、農事組合法人山之上生産組合(以下「山之上生産組合」という。)をお伺いし、ダイハツ工業株式会社(以下「ダイハツ工業」という。)と結ばれた、社員出向(社外応援)に関する協定について話を聞きました。
竜王町山之上地区では、ダイハツ工業滋賀竜王工場の社員が、施設野菜や果樹を生産する山之上生産組合に出向し、農作業や直売所での販売などを支援する取組を行っています。



協定書を掲げる山之上生産組合とダイハツ工業
    協定書を掲げる山之上生産組合とダイハツ工業

令和2年8月3日付で「社員出向(社
外応援)
に関する協定書」が締結され
ました。



写真左から
宮本滋賀県拠点地方参事官
ダイハツ工業(株)滋賀竜王工場 大谷氏
(農)山之上生産組合 寺島組合長
(農)山之上生産組合 会計担当 竹山氏

 

取組に至った経緯
山之上生産組合は、組合員数153名、経営面積60haで、果樹と野菜を生産されていますが、組合員の高齢化等により労働力不足が課題となっていました。
一方、ダイハツ工業は、地域貢献を目的としたシニアエキスパート(再雇用者)の派遣を検討していました。
元々、ダイハツ工業は地域の活動に積極的に参加しており、今回のお話も昨年の地域のお祭りの懇親会の席での話がきっかけで、両者のニーズが一致していることがわかり、とんとん拍子で話が進んでいき、今回の協定締結に至ることとなりました。

協定の主な内容としては、出向に関する期間や勤務形態などが定められていますが、具体的な仕組みは、山之上生産組合からの派遣要請に基づき、ダイハツ工業の社員が山之上生産組合の組合員(農家)へ出向し、農作業に従事するというもの。主な作業内容としては、危険を伴わないような野菜の播種・収穫作業、果樹園内作業、園芸ハウス内等の作業を手伝うこととなっています。 

8月24日、改めて、組合員の(株)ファームタケヤマさんにお邪魔して、出向社員の方が直売所で収穫後のぶどうを販売する様子を取材しました。

 (株)ファームタケヤマさんのぶどう畑
     (株)ファームタケヤマさんのぶどう畑



ぶどう畑の様子です。
この様な果樹園で作業されています。

 

(株)ファームタケヤマさんの直売所
    (株)ファームタケヤマさんの直売所



組合員が開設している直売所での販売
作業の
様子です。
販売作業をされているのは、出向者の
方です。

 

 

写真左の方が出向社員
    写真左の方が出向社員



販売に向けた作業の様子です。
直売所では、実際に販売する商品にす
るため、計量や袋詰めなどの作業が行
われます。

 
今後、この取組が継続的に行われることが期待されます。

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261