水田への高収益作物の作付拡大を推進!
近畿農政局滋賀県拠点
~令和2年度高収益作物振興事例発表・意見交換会を開催~
近畿農政局滋賀県拠点では、米需要の減少が続く中、水田への高収益作物の普及・推進に向けて、11月10日に大津びわ湖合同庁舎共用会議室において、令和2年度高収益作物振興事例発表・意見交換会を開催しました。今回の事例発表・意見交換会では、総勢50名ほどが参加し、近畿農政局及び滋賀県の園芸作物担当官から野菜等の高収益作物の生産・消費についての動向や支援策などについて情報提供いただくとともに、滋賀県内で水田野菜に取り組まれている農業者、農業団体の3名の方から事例発表をいただきました。また、事例発表後には、情報提供者と事例発表者をパネラーとしたパネルディスカッションによる情報交換を行いました。滋賀県拠点では、今後も引き続き水田での高収益作物の作付拡大に向けて、情報提供や意見交換を進めて参ります。
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挨拶を行う宮本滋賀県拠点地方参事官
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を講じながら、多くの方の参加をいただきました。
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近畿農政局園芸特産課 稲田課長補佐による情報提供
水田農業の高収益化に向けて、野菜の需給動向や国の支援策などについて情報提供がありました。
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滋賀県農業経営課主幹 福永泰也氏による情報提供
滋賀県内の高収益作物の生産の現状や今後の展開、支援策等について情報提供いただきました。
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株式会社アグリケーション専務取締役 中島健氏による事例発表
草津市北山田地区においてビニールハウス130棟と露地9ヘクタールで葉ねぎを生産され、青果やカットねぎとしてスーパー等に出荷されています。今回の事例発表では公共道路等の維持管理から出る草・枝を地域の企業との連携により堆肥化してほ場に施用する土づくりの取り組みや生産・販売についての理念などについて発表いただきました。
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JAレーク伊吹特産振興課長 吉井茂雄氏による事例発表
水田における加工・業務用たまねぎの取組について、JAとして取組に至った背景や課題等を発表いただきました。たまねぎの生産は、平成29年度にJAの組合員の5戸2.6ヘクタールから開始され、令和元年度には18戸18ヘクタールまで増加し、令和3年度には25ヘクタールに拡大予定とのことでした。
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きたがわ農園株式会社取締役 北川富美子氏による事例発表
長浜市において、57ヘクタール程の経営面積のうち、16.5ヘクタール程でたまねぎ、ブロッコリー、白ねぎ、ほうれんそう(ビニールハウス栽培)に取り組まれています。JAからの働きかけなど、野菜生産を始めた当時のきっかけや、平成18年のブロッコリー1ヘクタールの開始から、現在に
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パネルディスカッション
宮本地方参事官がコーディネート役を務め、野菜生産に当たっての技術力向上に向けた取組や販路の確保、労働力の確保などに向けた取組について、パネラーの方からこれから野菜生産を始めようと考えている方々にとって参考となるような事例や課題などを交えたご発言をいただきました。 また、会場の参加者からも新たに水田野菜を進める場合のポイントなど複数の質問・意見をいただき、パネラーの方々に回答いただきました。
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本日の催しが、参加者皆様をはじめとした高収益作物振興に向けた取組の一助になることを期待しています。
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261