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近畿農政局

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楽しく農業をする  やるからにはとことんやる

滋賀県長浜市|株式会社TPF

長浜市で、主に水稲、麦、大豆のほか、たまねぎ、ブロッコリー等の野菜、また、ハウスでイチゴの栽培をされている株式会社TPF訪問し、代表の田中康仁さん、祥子(さちこ)さんご夫妻にお話を伺いました。



代表取締役の田中康仁さん

経営の概要

現在、85ha農地を耕作し、約50ha主食用米、飼料用米、WCSの生産を行っているほか、麦30ha大豆40ha、たまねぎ15haブロッコリー3haを作付けしています。今年から、子実用コーンの栽培も開始し、次年産以降は面積の拡大を考えているところです。また、ハウス3棟でイチゴ3品種を栽培しています。従業員は、ご夫妻の他、社員4名、パート1名が働いています。

ラジコンヘリを活用した地域の小麦の防除を一手に引き受ける農業支援サービスの会社SKYLIG株式会社)を今年立ち上げました。


               

                         
就農のきっかけ

代表  田中康仁さん

子供の頃から農業を営む父親を見て育ち、農業高校卒業後はアメリカでの農業研修を体験し、帰国後1年間程度、全国各地の農業者と交流体験活動を行い、2002年より正式に就農しました。

父親から事業継承後、2017年に「株式会社TPF」を設立、現在6期目となります。

なお、社名の由来は、父親が屋号として付けた「Tanaka Pilot Farm」を略したものと農業っぽくない名称となっています。




               

                          

祥子(さちこ)さん

イチゴ栽培は、法人設立の2017年頃から祥子さんが主力となって対応されています。祥子さんは、それまでは、農業経験は全く無かったとのこと。現在は、ハウス3棟で、「紅ほっぺ」「章姫」「よつぼし」を栽培しています。主販売先は、JAの駅、スーパー等で、自社の敷地内に設置している自動販売機でも販売しています。今後は自動販売機を増設予定です。






収穫したブロッコリーと従業員の皆さん




 イチゴハウスにて  田中ご夫妻


今後の
展望

田中代表は、「水稲、麦、大豆を主力としつつも、新たな技術を取り入れながら、湖北地域において、業務用野菜の産地化を図りたい。そのため、たまねぎの圃場を拡大し、事業者の求める大きなロットを生産できるよう、また、ブロッコリーについても業務用として面積、販路の拡大を行っていきたい。」と語っていました。

祥子さんは、「イチゴの規格外品をスイーツ等に有効活用し、キッチンカーでの飲食販売を検討しています。事業が軌道に乗れば、女性従業員の雇用も考えていきたい。」とお二人が笑顔で話されていたのが印象的でした。


株式会社TPF|滋賀県長浜市 (tpfarm.co.jp)

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261