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近畿農政局

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土にこだわり美味しさを探求したねぎ作り

滋賀県草津市|株式会社アグリケーション

滋賀県内有数の施設野菜団地である草津市北山田町で、土にこだわり美味しいねぎを栽培している株式会社アグリケーションは、令和4年にキザミねぎに加工するための新たな施設を建設し、施設内に見学通路を設け食育活動や商談に役立てています。

近畿農政局渡辺次長と滋賀県拠点は令和5年228日に同社を訪ね意見交換を行い、「安心・安全で美味しいねぎを届けたい」というねぎ作りへの情熱とこだわりについて話を伺いました。

(株)アグリケーション 中島代表取締役
(株)アグリケーション代表取締役  中島健さん

新たに建設された加工施設
新たに建設された加工施設


      見学通路から説明を聞く渡辺次長
      見学通路から説明を聞く近畿農政局渡辺次長(左端)
   

「安心・安全・美味しい」を追求

新しい加工施設では、これまで人の手で加工していた作業が、最新機械の導入により、より多くのねぎを、より安全で、より美味しさが持続するよう加工できるようになりました。

スタッフ全員が定期的に衛生管理研修を受講し、常に品質への高い意識を持って作業に取り組んでいます。




施設見学が可能に

これまでは衛生管理の問題から施設見学はできませんでしたが、新しい加工施設では見学通路を設け、安全に加工できる工程管理を実際に目でみて確認してもらえるようになりました。  

加工ラインは全て機械化
加工ラインはすべて機械化されました。

「養土育ねぎ」の出荷調整作業
収穫されたねぎ
収穫されたねぎ

根を切ります
根を切ります

不要な葉を除き整形します
不要な葉を取り除き整形します

重量を量り袋詰めします。
重量を量り袋詰めします

     
     こだわりの「土」と、美味しい「旬」を
     見極める技術が「美味しさ」の秘訣


(株)アグリケーションでは、露地で
10ha施設で3haのねぎを栽培しており、1年を通して安定した生産となるよう取り組んでいます。 ねぎ作りで最もこだわっているのは「土」。

商品名にもなっている「養土育」という言葉には、豊富な栄養を含んだ土で愛情を込めて育てる美味しいねぎ作りへの理念が込められています。

道路・河川維持管理から出る剪定枝や野菜残渣など本来廃棄される資源に米ぬかなどを利用して発酵させた有機質肥料を用いて微生物を豊富に含んだ最良の土をつくり、ねぎが栽培中一番美味しく甘くなる旬の期間を独自の研究により科学的に見極めて収穫されています。


思わず手に取るパッケージに一新

最近、「養土育ねぎ」のパッケージを新しくされました。
売り場で陳列される姿をイメージし、消費者の目を引き、手に取ってもらえるようなデザインを代表自ら考えられています。

 新パッケージ画像
消費者の目を引く新パッケージ

しっかりと根を張り丈夫に育った「養土育ねぎ」は根元を持ってもしなることなく、シャキッとしています。

農業への熱意を感じる意見交換

会社の今後の取組や課題などについて、生産者、経営者としての視点で、貴重なお話をいただきました。

また、一昨年5月に農林水産省が発表した「みどりの食料システム戦略」に賛同いただき、環境に配慮した農業の重要性に共感いただきました。

さらに、「食料・農業・農村基本法」の検討に係る意見交換も行いました。

意見交換時の様子
意見交換時の様子

今後の展望を聞く渡辺次長
中島代表取締役の今後の展望を聞く渡辺次長

探究を重ね、未来を見すえる

土への探究、美味しさへの探究、新技術への探究のほか、自社の環境負荷の低減に向けた取組の「見える化」。

中島代表は、常に「安心・安全・美味しさ」への探究を忘れず、環境保全、食育、雇用、人材育成など、未来へと続く農業を考えておられます。

     

株式会社  アグリケーション
https://www.agrication.com/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261