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近畿農政局

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花や美味しい果物でみんなに笑顔を届けたい~次世代につながる農業を目指して~

和歌山県  御坊市  斎藤  喜也(のぶや)さん

  御坊市で、和歌山県が出荷量日本一を誇るスターチスと、小玉スイカ、メロン等を栽培している斎藤農園11代目園主の斎藤喜也さんにお話を伺いました。
(取材日:令和8年5月15日)
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【斎藤農園 11代目園主 斎藤喜也さん】

<就農のきっかけ>
  江戸時代から続く農家に生まれ、子どもの頃から農作業の手伝いをしてきました。
両親が行うスイカやメロン、花き栽培は、「旬の美味しさや彩りを大切な人々へ届け、人を笑顔にし喜ばれる仕事なんだ」と、子供ながらに感じていたことを今でも覚えています。

  いずれは父の後を継いで農業をしようと考えていたので、高校卒業後、農林水産省野菜・茶業試験場(当時、三重県に所在。現在は独立行政法人)で2年間の花き専門研修を受け、平成14年に就農しました。

  就農後、切り花の栽培技術を父から教わりながら、スターチスとその他の切り花も手掛け、今はスターチスとチドリソウを育てています。

  また、「花を通じて家族愛や命の大切さを感じてもらいたい」との思いから、当時のJA青年部仲間の間で、「花育に取り組もう」という声が上がり、母の日の季節にお墓・お仏壇に花を供えてお参りする「母の日参り」のPR活動を2009年から開始しました。「花でより良い社会をつくる」を目標に、この活動を全国各地で展開し、現在もJA青年部がPRを続けています。
  ちなみに、スターチスの花言葉は、一般的には「永遠に変わらない心」です。スターチスはドライフラワーにしてもガクの部分は色あせず美しいままという特徴があり、お墓参り、ブライダル及びインテリア等、様々なシーンで使われています。

<斎藤農園の栽培品目>
  花きのスターチスとチドリソウ、その後作として小玉スイカ、メロンを栽培しています。2019年から、いちご栽培も始めました。
  園主になってからは、JA出荷に加えて、小玉スイカとメロンの特級品の独自ブランドを立ち上げ、直売所での販売や御坊市のふるさと納税返礼品にもなっています。


【収穫間近の小玉スイカ】

    <小玉スイカ(ひとりじめ)>
      小玉スイカの品種「ひとりじめ」は、シャリシャリの食感と甘みが特徴です。
    当農園の独自ブランド「紀州プレミアムひとりじめ」は、完熟収穫で糖度を高めた特級品。
      5月下旬から8月中旬頃まで御坊市内の農産物直売所等で販売します。


       


      【「一木一果」で選抜されたメロンの実】


      <メロン(アールスメロン)>
        1本の木に1つだけ実を育てる「一木一果(いちぼくいっか)」の栽培方法で、甘さ抜群のメロンを温室で大切に育てています。摘果した実も、「ぬか漬けにするとおいしい」と、直売所から引き合いがあり出品しています。
        特に優れた特級品を独自ブランド「ビクトリーメロン」として6月頃から販売します。

      <スターチス>
        スターチスは、御坊市名田地区で多く生産されています。
      当農園では4種類のスターチスを栽培。ピンク色のナンシーは、当農園で育種したオリジナル品種です。
        ハウス栽培で9月上旬に苗を定植し10月下旬から翌年6月中旬にかけて収穫。JAへ出荷したスターチスは花市場を経由し、全国の花屋や量販店等で販売されています。

      saitou_4.jpg【ピンク色はナンシー(※画像は斎藤さん提供)】

      【出荷を待ちます(※画像は斎藤さん提供)】



        斎藤農園のチラシ

          <将来展望>
            今では子どもたちも自主的に仕事を手伝ってくれるようになりました。忙しさの中にも充実した日々があり、家族で農業に取り組むことの魅力と幸せを実感しています。
            就農のきっかけとなった「私たちが育てた花や果物で、みんなに笑顔になってもらいたい」という想いをこれからも大切にし、品質向上と技術の習得に努めていきます。
            農業は今、担い手不足が課題となっていますが、ふるさとのこの地で農業を続けて次世代につなげていけたらいいと思います。

          斎藤農園のInstagramはこちら(外部リンク)

          お問合せ先

          近畿農政局和歌山県拠点

          ダイヤルイン:073-436-3831