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九州農政局

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「有機農業を推進するための現地研修会」を開催しました!

令和6年12月11日(水曜日)に、姶良市において、有機農業を普及するための現地研修会を開催しました。
農業者をはじめ、消費者(PTAを含む)、JA、自治体職員など121名(うちweb参加10名)の皆さんに参加していただきました。その概要について、ご紹介します。

【第1部】
かごしま有機生産組合の有機育苗ハウスを見学し、意見交換をしました。当組合の上野生産事業部長からハウスに導入している、自動換気装置等の統合環境制御システムの説明やアブラムシ対策等の現状と課題について説明がありました。個人農家では、有機苗の栽培管理が難しく安定した生産が難しかったことから、2021年にスマート農業実証プロジェクトを活用し、かごしま有機生産組合の育苗ハウスに統合制御システム、炭酸ガス施用機を導入し再始動したとのこと。
2023年の課題として、(ア)冬季のアブラムシ大量発生に伴う制御体制が不十分であったこと、(イ)ハウス内の天井部の部材や遮光カーテンの影が同じラインになり日照により苗の生育にムラが生じることが挙げられました。

             

【第2部】
会場を姶良公民館に移し、農林水産省、鹿児島県、有機農業者、姶良市、(有)かごしま有機生産組合からそれぞれ報告をし、意見交換を行いました。

             

鹿児島県姶良・伊佐地域振興局からは「有機農業の進め方について」、あいら有機部会の有機農業者からは「有機農業の現状と課題について」、姶良市教育委員会からは「学校給食における地場農産物の利用拡大及び有機農産物の導入について」、(有)かごしま有機生産組合からは「かごしま有機生産組合に取組について」それぞれの立場での実践的な取組や課題等について報告していただきました。
参加された方からは、「有機農産物の学校給食での利用に係る補助事業の内容等について詳しく知りたい。」などの質問があり、活発な議論が行われました。
また、参加者を対象としたアンケートを行ったところ、研修会に参加して「学校給食の状況が分かった。」、「有機農産物の導入に当たり、どのような点で苦労したのかを聞きたかった。」、「このような研修会が学校での保護者等への普及も必要かと思われます。」など、学校給食に関係する感想が多くありました。
皆様、研修会へのご協力、ありがとうございました。
               

               

  現地研修説明資料
(ア)12.11有機農業を推進するための現地研修会式次第(PDF : 83KB)
(イ)【資料1】(施設見学)有機育苗ハウス資料(PDF : 2,419KB)
(ウ)【資料2】農林水産省からの情勢報告資料(PDF : 1,952KB)
(エ)【資料3】有機農業の進め方(PDF : 1,569KB)
(オ)【資料4】有機農業の現状と課題(PDF : 1,413KB)
(カ)【資料5】学校給食における地場・有機農産物導入(PDF : 3,138KB)
(キ)【資料6】かごしま有機生産組合の取組(PDF : 3,031KB)
(ク)【資料7】JAあいらの取組(PDF : 2,735KB)
(ケ)【その他資料】みどり認定(PDF : 1,071KB)

お問合せ先

みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡​協議会
事務局(九州農政局 鹿児島県拠点 地方参事官室)
電話:099-222-7590
FAX : 099-223-7302
電話受付時間:月~金曜日9時00分~17時00分

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