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各県の歴史的水利施設
昭和池(福岡県)
唐ノ瀬廻水路(福岡県)
雷山大溜池(福岡県)
山田堰(福岡県)
酒見堰(福岡県)
佐賀平野のクリーク(佐賀県)
三千石頭首工(佐賀県)
蛤水道(佐賀県)
のだつつみ(長崎県)
野岳湖(長崎県)
新井手隧道(長崎県)
通潤橋(熊本県)
鼻ぐり井出(熊本県)
百太郎取水堰(熊本県)
白水貯水池(大分県)
音無井路(大分県)
明正井路(大分県)
岩熊頭首工(宮崎県)
松井用水路(宮崎県)
杉安頭首工(宮崎県)
清水用水路(鹿児島県)
宮内原用水路(鹿児島県)
野井倉用水路(鹿児島県)
矢部町の白糸地区は、周囲が深い渓谷のため田畑をかんがいする農業用水が得られず収穫も少なく、住民の生活は貧しく矢部郷内でも一番貧しい村でした。矢部惣庄屋布田保之助はこの白糸台地の村々を救うため、轟川の渓谷に構を架け、北東の笹原川上流(約6km)から水を引いて構の上に水路を通し、橋より高い白糸台地ヘサイフォンの応用で水を渡すことを考え、工事は保之助自ら指揮監督を行い、石工棟梁の種山村(現東陽村)卯市らにより行われました。この通潤構は、石造アーチ構で橋脚部や側壁を弧状に積んだ石組みなど例の少ない特異な遺構であり、技術史上、また文化史上貴重な遺構です。1960 (昭和35)年に国の重要文化財に指定されています。2023(令和5)年6月には国宝指定の答申を受けました。
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