このページの本文へ移動

九州農政局

メニュー

通潤橋(熊本県)

矢部町の白糸地区は、周囲が深い渓谷のため田畑をかんがいする農業用水が得られず収穫も少なく、住民の生活は貧しく矢部郷内でも一番貧しい村でした。
矢部惣庄屋布田保之助はこの白糸台地の村々を救うため、轟川の渓谷に構を架け、北東の笹原川上流(約6km)から水を引いて構の上に水路を通し、橋より高い白糸台地ヘサイフォンの応用で水を渡すことを考え、工事は保之助自ら指揮監督を行い、石工棟梁の種山村(現東陽村)卯市らにより行われました。
この通潤構は、石造アーチ構で橋脚部や側壁を弧状に積んだ石組みなど例の少ない特異な遺構であり、技術史上、また文化史上貴重な遺構です。
1960 (昭和35)年に国の重要文化財に指定されています。
2023(令和5)年6月には国宝指定の答申を受けました。

1.位置 熊本県上益城郡矢部町大字長原
2.名称 通潤橋
3.管理主体 通潤土地改良区
4.完成 安政元年(1854年)
5.目的 かんがい用
6.規模構造 ・石造アーチ橋
アーチ支間約30m、橋幅約6.5m
水路
橋及びその前後にわたる約126mの石管三列からなる。























 



PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader