令和4年度加工・業務用国産野菜の生産拡大セミナー（スマート農業サミットin九州）の概要

九州農政局では、令和4年12月14日（水曜日）、熊本地方合同庁舎A棟1階共用会議室において、「令和4年度加工・業務用国産野菜の生産拡大セミナー（スマート農業サミットin九州）」を開催しました。
本セミナーは、世界の食糧需給をめぐるリスクや食の外部化等を背景に高まる加工・業務用国産野菜の需要に応えるため、「スマート農業サミットin九州」をサブタイトルに、産地及び実需者の先駆的な安定生産・安定供給、省力化・低コスト化の取組事例や課題解決に向けた対応等を紹介し、九州ブロックにおける加工・業務用野菜の生産拡大に資することを目的に開催しました。
当日は、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、九州管内の生産者、生産者団体、市町村及び県の関係機関、機材メーカーなど総勢65名の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。

1.開催日時

令和4年12月14日（水曜日）13時30分～17時15分

2.開催場所

熊本地方合同庁舎A棟1階共用会議室（熊本県熊本市西区春日2丁目10番1号）

3.参加者

65名

4.セミナー議事内容

（1）加工・業務用野菜をめぐる状況について
農林水産省農産局園芸作物課

（2）スマート農業に係る現状と課題
農研機構本部スマート農業事業推進室主席研究員坂田好輝氏

（3）生産者の取組事例と今後の課題
「スマート農業を導入した生産者の取組事例について」
農業生産法人有限会社太陽ファーム取締役牧田幸司朗氏

（4）実需者の取組事例と今後の課題
「生産者の安定生産・所得向上へ貢献する実需者の取組事例」
デリカフーズ株式会社事業統括本部広域営業本部執行役員本部長江原聖二氏

（5）事業の成果発表
平成30年度新しい園芸産地づくり支援事業のうち園芸作物生産転換促進事業（都道府県推進事業）の活用
事業実施主体：大分県（取組主体：豊肥地区次世代農業推進協議会）
シセイ・アグリ株式会社代表取締役社長衞藤勲氏

5.セミナーの様子

当日は、13時30分に開会し、始めに主催者を代表して九州農政局宮﨑局長の挨拶の後、5名の講師等から講演等をいただきました。
議事内容については、農林水産省農産局園芸作物課から「加工・業務用野菜をめぐる状況」について情勢報告を行い、農研機構坂田主席研究員から「スマート農業に係る現状と課題」について、有限会社太陽ファーム牧田氏から「スマート農業を導入した生産の省力化・効率化の取組事例」について、デリカフーズ株式会社江原氏から「生産者の安定生産・所得向上に貢献する実需者の取組事例」について講演をいただき、シセイ・アグリ株式会社衞藤氏から平成30年度に実施した「園芸作物生産転換促進事業（都道府県推進事業）」の成果発表が行われました。