メールマガジン「GI通信 Kyushu-29」 ~地理的表示(GI:ジーアイ)情報~
★ このメルマガは九州のGI関係者と希望者に配信しています。■■■…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…■■■
GI通信 Kyushu(vol.29) 2023.7.26
■■■…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…━━━…■■■
GI(地理的表示)とは
――――――――――――――――――――――――――――――
長崎県「長崎からすみ」がGI登録されました
――――――――――――――――――――――――――――――

【登録日】 令和5年7月20日(木曜日)
【名 称】 「長崎からすみ」 「Nagasaki Karasumi」
【区 分】 第7類 水産加工品類 加工魚介類(からすみ)
【生産者団体】 長崎からすみの会
【生産地】 長崎県
【特 性】
ボラの卵巣に塩のみを用いてじっくりと乾燥させた塩干品であり、300年以上の歴史を持つ伝統食品である。
外観は、艶やかな澄んだ琥珀色(べっ甲色、あめ色とも言われる)で、その風味は、雑味がなく、魚卵そのものから醸し出される濃厚な旨味と香りをもつ。
また、その食味、外観の美しさ及び希少性ゆえに古くから珍重され、江戸時代には「肥前野母(ヒゼンノモ)(現在の長崎)のからすみ」が、「越前のウニ」、や「能登、尾張、三河のコノワタ」とともに天下三珍と称されるほどで、現在も贈答品、高級土産及び食通の愛用品としての需要が高い。
【地域との結び付き】
長崎近海では、秋から冬にかけて、ボラの魚群が来遊し、古くから漁獲されており、延宝年中(1673年~1681年)に、現在の長崎市で「からすみ」が発明されたとされている。
高品質な「からすみ」は、正徳2年(1712年)から大政奉還に至るまでの約150年間にわたり将軍家に献上が続けられ、明治維新以降も長崎独自の「卓袱(シッポク)料理」に欠かせない食材となっており、長崎の食文化とのつながりも深い。
産品情報 ⇒ ★長崎からすみ(登録番号第132号)★
――――――――――――――――――――――――――――――
タイ王国で「鹿児島黒牛」がGI 産品に登録
――――――――――――――――――――――――――――――
鹿児島県のGI 産品「鹿児島黒牛」が、タイ王国のGI に登録されました。
登録日:令和5年7月14日(金曜日)
産品情報⇒★鹿児島黒牛(登録番号第58 号)★
★九州の登録産品一覧★
今回、「長崎からすみ」の登録に合わせ、九州農政局HPに掲載している資料を更新いたしました。資料についてはご自由にご活用ください。(※ ただし加工はご遠慮ください)
★関係資料一覧:九州農政局★
「GI通信Kyushu(vol.29)」をご覧いただきありがとうございました。
配信してほしいGI産品のPR情報や、GI通信へのご意見・ご感想などもお知らせください。
バックナンバー:★GI通信 Kyushu(九州農政局メールマガジン)
お問合せ先
経営・事業支援部輸出促進課
ダイヤルイン:096-300-6379