地域の和食文化ネットワーク九州「第1回食文化保護・継承推進ミーティング」(令和4年11月10日開催)
平成25年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産へ登録され、「日本食と食文化」への国内外の評価が高まりました。
一方で、ライフスタイルの変化や食の多様化等により、和食や地域の伝統的な料理(郷土料理)の存在感が薄れつつあり、これら食文化の保護・継承が喫緊の課題となっています。
九州農政局では、地域における食文化保護・継承活動の活性化の支援と、その活動を支える多様な関係者の連携を図ることを目的として、昨年2月、「地域の和食文化ネットワーク九州」を設置し、メールマガジンの配信やイベントの開催等により、食文化の保護・継承に関する様々な情報提供及び情報交換の場としての活用に取り組んでいます。
今回、この取組の一環として本ミーティングを開催し、取組事例の共有及び情報交換を行うことにより、九州地域における和食文化の保護・継承活動の推進と会員間の交流・連携を図りました。
開催概要
1.開催日時 令和4年11月10日(木曜日)14時00分~16時00分
2.開催方法 対面(熊本地方合同庁舎A棟10階農政第7会議室)及びオンライン(Zoom)
3.内容 第1部 地域の食文化保護・継承取組事例紹介
「『北九州の糠の食文化』次の100年への進化を目指して」
北九州小倉・糠床糠炊き研究会会長木村洋 氏
※文化庁「100年フード」認定団体(有識者特別賞受賞)
取組事例発表資料(PDF : 8,187KB)
「北九州小倉・糠床糠炊き研究会」ホームページ
第2部 情報交換会
1 会員自己紹介
2 情報交換
※(第1部)取組事例紹介についての質疑応答を含む。
(1)個別テーマ
ア 地域(市町村・県・九州内等)における多様な関係者との連携について
イ コロナ禍における活動の工夫点について
ウ 若い世代への継承について
(2)その他
日頃、活動に取り組む中での課題や悩み、他の会員への質問等
4.参加者
地域の和食文化ネットワーク九州会員
※一般(会員以外)は傍聴のみ。
5.アンケート結果(ご意見・ご感想等)
本ミーティング終了後、参加者(傍聴者含む)へのアンケートを実施しました。
第1部の取組事例紹介については「食文化の保護や継承について真剣に考えている人、グループがいることに感銘を受けました。」「若者を巻き込んでの素晴らしい取組だと思いました。」等、第2部の情報交換会については「多くの有意義な意見が出て素晴らしい日本の将来を嬉しく思いました。」「より多くの方に参加していただけるといいですね。今後もzoom併用での開催でしたら、皆さんが参加しやすいと思います」等のご意見やご感想をいただきました。
お問合せ先
九州農政局 経営・事業支援部 地域食品・連携課