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東北農政局

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秋田地域からの便り(令和7年度)


秋田の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

地産地消でジェラートは無限大-秋田県・横手市-(2025年9月5日掲載)

JR横手駅東口から徒歩5分くらいのところに、ジェラート専門店「GELATERIA SHEETA(ジェラテリア シータ)」があります。マネージャーの高橋麻衣子さんによると、ジェラートは、地元横手市産を中心に秋田県内の新鮮な野菜、果物、玄米等の農作物を素材として使用しています。特に旬の野菜や果物は、地元の農家が提供してくれる規格外品を積極的に活用することにより、農家の方々からはフードロス削減につながる取組になるため喜ばれています。また、生産現場へ直接足を運んで、農家とコミュニケーションをとりながら、素材本来の甘さを生かしたレシピのジェラート作りにこだわっています。
ジェラート専門店を始めたきっかけは、同店のほかに横手市内で複数の飲食店を経営している小松太史(たいし)代表が、コロナ禍で客足が遠退き、用意した食材を毎日のように廃棄しなければならなかったため、賞味期限などを気にせずお客さんに提供できるものはないかと思いついたのがジェラートでした。しかし、ジェラートを作るノウハウが全くなかったため、飲食店のお客さんから岩手県雫石町にある人気のジェラート店「松ぼっくり」を紹介してもらい、代表を含めたスタッフ3名が1年間通って研修を受けました。そこで、ジェラートに関する技術や経営のノウハウ等を習得したそうです。店の名前の「SHEETA」には複数の意味が込められていますが、一番の理由は代表の名前を反対から読むと「シイタ」になるから決まったといいます。
店をオープンしてから今年で4年目となり、「近隣の障がい者就労の支援事業所が運営する施設にジェラートカップへの食品表示シール貼付け作業の委託」「JR横手駅構内で高校生が運営するジェラートショップの監修」「学生のインターンシップ受入」など福祉就労支援、学生支援等の取組も積極的に行っていると話がありました。ほかにも、地元のイベントや観光協会主催のまちおこしなどで、提供するオリジナルジェラートの製造も手がけています。
夏野菜の収穫も本番を迎え、アスパラガス、ブロッコリー、春菊などを使ったジェラートが店先に並び、その種類は150以上もあるといいます。一押しは桃を使ったジェラートです。種類は地元の豊富な食材のおかげで今後もどんどん増えていくそうです。横手市のご当地グルメ「横手やきそば」を堪能した後に、GELATERIA SHEETA でお好みのフレーバーを味わって、クールダウンしてみてはいかがですか。

お問合せ先:GELATERIA SHEETA
住所:秋田県横手市寿町9-8 寿ビル1階
電話:080-4514-8129
営業時間:11時00分~18時00分
定休日:不定休
ホームページ:https://gelateria-sheeta.com [外部リンク]

店舗の外観
店舗の外観
店内のショーケース
店内のショーケース
(日本酒、サキホコレもあります)
桃のジェラート
桃のジェラート:シングル
(組合せ豊富なダブルもできます)
マネージャーの高橋麻衣子さん
マネージャーの高橋麻衣子さん
(写真:1枚目 GELATERIA SHEETA提供、2,3,4枚目 秋田県拠点職員撮影)