福島地域からの便り(令和7年度)
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福島県南東部・いわき市の魅力とワイナリーの歩み -福島県・いわき市-(2026年1月6日掲載)
福島県南東部、太平洋に面したいわき市は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた地域です。観光地として知られる一方で、梨やトマト、米、ネギ、イチゴなどの農産物も盛んに栽培されています。
この地で平成21年、障がいのある方々が農業を通じて自然とふれあい、安心して自立した生活を送れる社会を目指して「特定非営利活動法人みどりの杜福祉会」が設立されました。同法人は「いわきワイナリー」の運営をしています。
平成22年には就労継続支援B型事業所「就労支援センター未来工房」を開設し、収穫したブドウからワインやジャム、ジェラートを製造するなど、6次産業化や農福商工連携を進めてきました。
いわきワイナリーでは、ヨーロッパで広く採用される垣根仕立て栽培を導入し、市内3か所で計3ヘクタールの農園でシャルドネやメルローなど15品種のブドウを育てています。環境にも配慮し、雨よけを設置、剪定枝を炭にして畑に撒くなど、農薬の使用を最小限に抑える工夫をしています。こうした取り組みはワインの品質向上にもつながり、平成30年以降、毎年著名なワインコンクールで受賞しています。
醸造免許取得後10周年を迎えた令和7年には第6回収穫感謝祭を開催し、全国から千人を超える来場者でにぎわいました。
いわきワイナリー四家マネージャーは、ワインがゆっくり熟成するように、地域とともに歩みながら、「この福島の地を大切に育てていきたい」と、思いを語ってくださいました。ぜひ、いわきワイナリーで自然と人が育むワインの魅力を体験してみてください。
お問合せ先:特定非営利活動法人 みどりの杜福祉会いわきワイナリー
住所:福島県いわき市好間町中好間字半貫沢34-72
(いわきワイナリーガーデンテラス&ショップ)
電話:0246-36-0008(お問合せ受付:11時00分~16時00分)
WEBページ:https://iwakiwinery.com/[外部リンク]
![]() いわきワイナリー特製「ジャム」 6次産業化、農福商工連携の 取り組み |
![]() いわきワイナリーの皆さんと、 ブドウの管理作業に駆け付けた 地元学生の皆さん |
![]() いわきワイナリーのワイン |
![]() いわきワイナリー収穫感謝祭の模様 |
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(写真:1,3枚目 福島県拠点撮影、2,4枚目 いわきワイナリー提供) |
歴史と花が織りなす秋~二本松市 菊人形の魅力~ -福島県・二本松市-(2025年10月6日掲載)
福島県の中通りに位置する二本松市は、歴史と自然が調和した魅力あふれる地域です。市内には、歴史的建造物である二本松城跡(霞ヶ城)をはじめ、安達太良山や岳温泉など、見どころが豊富にあります。
今回は、菊の名産地としても知られる二本松市で毎年秋に開催される、国内有数の菊の祭典「二本松の菊人形」をご紹介します。
菊はキク科キク属に分類される多年草で、8世紀から9世紀頃に中国から日本へ薬用や観賞用として伝わったとされています。寒さに強く、秋を代表する花として親しまれており、黄・白・ピンク・オレンジ・紫・赤など、様々な色の花を咲かせます。
二本松の菊づくりは、大正時代初期から有志の方々により始められました。昭和3年には、菊花展や菊人形展が開催され、街中に菊人形が飾られるようになりました。
昭和30年からは、現在の「菊の祭典」として国指定史跡である霞ヶ城公園を会場に開催され、艶やかな菊の花と色づく紅葉が会場を彩り、毎年数多の観光客を魅了しています。
今年の開催期間は、10月10日から11月18日までの40日間です。テーマは「華やぐ江戸文化~蔦屋重三郎の生きた世~」で、現在放送中のNHK大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)に焦点を当て歌舞伎や浮世絵など江戸文化の場面が菊で美しく表現されます。
また、福島県菊花品評大会や二本松菊花品評大会、市内各地の寺社では菊手水(きくちょうず)なども行われ、秋の風情を存分に楽しむことができます。
ぜひ、この機会に秋の訪れを感じながら、二本松市の「菊人形」を訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、花は私たちの生活に潤いや安らぎをもたらし、日本では生け花や盆栽など、花き文化が豊かに発展してきました。再来年には、神奈川県横浜市で日本の花き文化を世界に発信する「2027年国際園芸博覧会」が開催されます。興味がございましたら、是非、足を運んでみてください。
お問合せ先:二本松市観光連盟
住所:二本松市金色403番地1(二本松市役所産業部観光課内)
電話:0243-55-5122
WEBページ:https://www.nihonmatsu-kanko.jp[外部リンク]
![]() 秋の紅葉時期における菊と紅葉の コントラストは絶景です |
会期中には、さまざまな菊人形がお客様を迎えます |
![]() 大輪を咲かせた菊の花は、 どれも艶やかで美しいです |
![]() 二本松の菊人形のマスコットキャラクター 菊松くんと菊人形たちの一枚 |
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(写真:二本松市役所提供、すべて昨年度のようす) |
北塩原村の特産品「じゅんさい」の収穫が始まりました -福島県・北塩原村-(2025年7月7日掲載)
福島県北塩原村は、福島県の北西部に位置し、村の総面積の約80%は山間部です。1888年の磐梯山の噴火では、旧檜原村(北塩原村)など近隣住民477名の尊い命が奪われ、また、川のせき止めによって檜原湖を含む多くの湖沼群をつくりましたが、熱い溶岩流に覆われなかったことと植林の努力等から裏磐梯を中心に観光関連産業が発展し、国内外から多くの観光客が訪れ移住者も増えています。
そういった風光明媚な北塩原村では、今、特産品のじゅんさいの収穫が始まっています。北塩原村裏磐梯のじゅんさいは、上質なぬめりが特徴で6月中旬頃から8月中旬頃まで収穫ができ東北各地や首都圏に出荷されています。しかし、近年、じゅんさいを扱う農家が減少しているため、NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会が、北塩原村裏磐梯のじゅんさいを広く知ってもらうため、11年前から観光客向けに「ジュンサイ摘み体験」を始めました。NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会理事の長岡 幸二(ながおか こうじ)さんは、約20アールあるジュンサイ沼のうち2アールを借り受け摘み取り体験を実施しています。開始当時は、摘み取り体験客が少なかったが、テレビなどの放映を通じ広がりをみせ昨年は、初年度からのリピーターを含め約500名が来場し、今年も多くの来場者が予想されるとのことでした。今年の摘み体験は、6月13日(金曜日)から8月23日(土曜日)まで毎日開催され、1舟につき1名が乗船し、90分間じゅんさいの摘み取りが体験できます。また、時間内に摘み取ったじゅんさいは、すべて持ち帰ることができるとのことです。8月24日(日曜日)は、先着10チーム限定の「第6回裏磐梯6時間耐久ジュンサイ摘み選手権大会」を企画していて、昨年は秋田県の大会でも優勝したチームが優勝しているとお話もされていました。
取材当日は、北塩原村商工会の皆様が特産品を利用した商品開発を目指す取組のなかで、じゅんさいの摘み取り体験が行われていました。
北塩原村の裏磐梯には観光名所が多くあります。梅雨明けの暑い日が続くこの時期に、標高800メートルで栽培されるじゅんさいの摘み取り体験に訪れてはいかがでしょうか。
裏磐梯エコツーリズム協会が実施している体験等は、同協会ホームページで表記している「ジュンサイ」を採用しています。
お問合せ先:NPO法人 裏磐梯エコツーリズム協会
住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093
電話:080-2827-1687
WEBページ:https://eco-urabandai.com/program/junsai/[外部リンク]
![]() NPO法人 裏磐梯エコツーリズム協会 理事 長岡 幸二 さん |
ジュンサイ沼の摘み取り体験の風景 |
![]() 摘み取り体験で 体験者が摘み取ったじゅんさい |
![]() じゅんさいトコロテン(左)と じゅんさい黒蜜(右) |










会期中には、さまざまな菊人形が


ジュンサイ沼の
