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東北農政局

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山形地域からの便り(令和4年度)


山形の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

「つなぎたいのはふるさとの心」廃校を活用したお母さん達の農家レストラン -山形県・最上町- (2022年9月20日掲載)

山形県北東部に位置し、奥羽山脈の緑豊かな大自然に囲まれた最上町に、廃校になった小学校(最上町立満沢小学校)の校舎を活用し、農家のお母さん6人で切り盛りする農家レストラン「たらふく工房満沢(みつざわ)」(代表 菅安子さん)があります。
  
平成24年、124年間地域と共に歩んだ満沢小学校が、少子化に伴い廃校になりました。地域のシンボル的存在が無くなることに、同町で生まれ育った菅安子さんをはじめとするお母さん方は、「このままでは地域が廃れてしまう。皆が慣れ親しんだ学校を使って地域を盛り上げるために何かできないか。」と話し合い、町や県の協力を得て、校舎を活用した漬物の加工販売を平成28年から開始。さらに平成29年には農家レストランをオープンさせました。
 
昔から伝えられてきた手作りの郷土料理はやさしい味わいで、お母さん方の温かなおもてなしを求めて、県内外から多くの方々が訪れており、四季折々で変わるメニューにリピーターも増えています。
 
農家レストランのメインメニューは、「たらふく御膳」と「たらふくそば御膳」で、どちらも旬の地元食材や山菜をふんだんに使用しており、中でも美味しいと評判なのが満沢の清流で育ったお米を使用したご飯と手打ち蕎麦です。また、川魚のイワナの唐揚げは3度揚げして甘辛ダレを絡めた逸品で、やわらかく頭から尻尾までまるごと全部食べられます。
 
代表の菅さんからは、「学校を通じて地域に明かりを灯したい一心で、自分たちの力でやれること、仲間と一緒に続けられることを考えてスタートしました。今は自分達の生きがいの場となり、訪れてくれる方々とのふれあいを楽しんでいます。たらふく料理を食べて懐かしさを感じてもらい、多くの人が集まるふるさとのような場所になってくれたら嬉しいです。」とのお話を伺うことができました。
作り手の心のこもったおもてなしで、ゆっくりとした時間が過ごせます。是非足をお運びください。

 

  • お問合せ先:たらふく工房満沢  代表  菅 安子
  • 住所:山形県最上郡最上町大字満澤309-1 みつざわ未来創造館らいず内(旧満沢小学校)
  • 電話:080-2818-0060
  • 営業時間:通年(11時00分~14時00分)
  • 休業日:不定休のため予約の際にお問い合わせください。
  • 予約期間:2日前まで(2名以上から 完全予約制)
 

(情報収集)山形県拠点  電話:023-622-7271

「つなぎたいのはふるさとの心」廃校を活用したお母さん達の農家レストラン

農家レストランのみなさん

(前中央)代表 菅安子さん
(後左から)渡辺美佐子さん、
岸純子さん、菅ノブイさん

メニューのたらふく御膳

旬の地元食材が使われている
「たらふく御膳」

地元野菜の漬物とバター餅

地元野菜の漬物やバター餅なども販売しています

「たらふく工房」が入る 旧満沢小学校

「たらふく工房」が入る
旧満沢小学校

(写真:山形県拠点職員 撮影)

産業発展と暮らしを支える地域商社 -山形県・河北町- (2022年6月20日掲載)

河北町に魅力的なモノ・コト・ヒトが集まり、生産者が元気で、町が持続的に発展することを目的に、県内外の発起人で2021年4月に設立された地域商社「(株)かほくらし社」。河北町の暮らしを支える会社、から命名されています。
これから10年かけて、まず「儲かるアンテナショップ」を、次に「儲かる商業、加工業」を、そして最後に「儲かる農業」を作りたいと考えています。1次産業に携わる人と町の人口が減少していく中で、町を発展させていくためには付加価値の高い特産品の生産と販路開拓が不可欠との思いから設立されました。

現在運営している東京都世田谷区のアンテナショップでは、コロナ禍にも関わらず前年以上の売り上げとなっており、町の魅力発信の拠点となっています。このほかに、飲食店からのリクエストに応えてイタリア野菜の生産、ふるさと納税返礼品の商品開発等を手がけています。
今後は、町内産ブドウを使ったワインの醸造所を整備し、近隣ワイナリーと連携して地域全体の活性化を図ること、休耕田などを活用したヘーゼルナッツの栽培、イタリア野菜の加工品開発などの事業を2023年度から順次開始することにしており、すでに取引先も決まっています。また、町に来訪者を呼び込みファンを増やすためのツアーも企画します。
マネジャーの芦埜貴之さんは「商社の運営に大切なものは何よりも人。また、人を起点とした事業展開の考え方が重要。商品開発中にしっかりプロモーションを行い、生産品の出口(販売先)をしっかり確保すること、この役割を担うのが私たち。」と話されます。地域おこし協力隊員を社員として迎えており、いずれは地域経済を担う人材になってくれることも期待しています。

町の人口減少が避けられないのであれば、町ならではの生き残りのため「地産外商」で儲かる農業をめざして、かほくらし社は事業を展開します。
「10年後、あのときやっておいてよかったと思えるようにしたい。」と芦埜さんは話されました。

 

  • お問合せ先:(株)かほくらし社
  • 住所:山形県西村山郡河北町谷地月山堂654-1 産業振興センター内
  • 電話:0237-84-1777
  • WEBページ:https://www.kahokurashisha.jp/
 

(情報収集)山形県拠点  電話:023-622-7271

産業発展と暮らしを支える地域商社

アンテナショップ「かほくらし」

アンテナショップ「かほくらし」(東京都世田谷区)

かほくイタリア野菜

かほくイタリア野菜

河北町産ブドウを使ったワインの仕込み

河北町産ブドウを使ったワインの仕込み

イベントブースとスタッフの皆さん

イベントブースとスタッフの皆さん

(写真:(株)かほくらし社 提供)