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東北農政局

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山形地域からの便り(令和8年度)


山形の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

山形県ぶどう栽培発祥の地・南陽市赤湯~100年の技が育む多彩な一房~ -山形県・南陽市- (2026年9月24日掲載)

山形県ぶどう栽培発祥の地・南陽市赤湯~100年の技が育む多彩な一房~[山形県・南陽市]
南陽市赤湯地区は、山形県におけるぶどう栽培発祥の地として知られています。江戸時代初期、赤湯北部に甲州(現在の山梨県)から来た炭鉱夫がぶどうの苗木を持ち込んで植えたことが始まりとされるほか、出羽三山へ向かう修験者が持ち込んだという説も伝えられています。江戸時代後期には周辺一帯で甲州ぶどうの栽培が広がり、明治時代にデラウェアが導入されると、十分一山周辺が開墾され、赤湯地区は本格的なぶどうの産地へと発展しました。以来、江戸時代から続く歴史と伝統を受け継ぐ同地区は、山形県を代表するぶどう産地として広く知られています。
昼夜の寒暖差が大きい置賜盆地の気候と豊かな日照、斜面を活用した水はけの良い土壌が、糖度が高く香りや味わいに優れたぶどうを育みます。
このような赤湯地区のぶどう栽培の歴史と発展を支えてきた農家の一つが、いのうえ果樹園です。同園は大正初期から100年以上にわたり代々ぶどう栽培を営み、赤湯の地にぶどう栽培を根付かせるとともに、地域の発展を支えてきました。
代表の井上雄輝さんは、先人たちが築き上げてきた技術と知恵を受け継ぎながら、赤湯地区のぶどう文化と産地の魅力を次世代へつなぐ担い手として活躍しています。現在は40品種のぶどうを栽培し、シャインマスカットをはじめとする人気品種に加え、新品種の導入にも積極的に挑戦しています。また、ほ場ごとの土壌分析に基づいた最適な施肥設計により、それぞれの品種が持つ個性とおいしさを最大限に引き出したぶどうづくりに取り組んでいます。
赤湯地区では、デラウェアをはじめ、7月下旬から9月下旬にかけてシャインマスカット、ピオーネ、高尾、安芸クイーンなど多彩な品種が次々と旬を迎えています。果樹園が織りなす美しい景観とともに、歴史ある産地で丹精込めて育まれたみずみずしいぶどうを味わってみませんか。
【お問合せ先】
南陽市観光協会(南陽市観光案内所JR赤湯駅内)
住所:山形県南陽市郡山11-1
電話:0238-40-2002
WEBページ:https://nanyoshi-kanko.jp
いのうえ果樹園
住所:山形県南陽市赤湯2833-22
電話:0238-43-2742
WEBページ:https://www.inouekajuen.com/

傾斜地に広がる南陽市のぶどう棚
傾斜地に広がる南陽市の
ぶどう棚
ぶどう棚は、栽培に適した水はけの良い斜面に整備されています
ぶどう棚は、栽培に適した水はけの良い斜面に整備されています
いのうえ果樹園代表 井上 雄輝さん
いのうえ果樹園代表
井上雄輝さん
大粒の実が美しくそろう、丹精込めて育てた「シャインマスカット」
大粒の実が美しくそろう、丹精込めて育てた「シャインマスカット」


(写真:東北農政局山形県拠点撮影)

異業種参入による地域農業の活性化事例 -山形県・最上町- (2026年6月22日掲載)

山形県最上町は県北東部に位置し、宮城県及び秋田県に隣接する、農林業と観光を基幹産業とする町です。寒冷で多雨な気候に加え、夏季は東風、冬季は多雪となる厳しい自然条件のもと、水稲を中心に畜産や園芸を組み合わせた複合的な農業経営が行われています。
同町にあるもがみグリーンファーム株式会社は、平成20年に町内企業が新たに異業種から参入し、地域農業の担い手として重要な役割を担っています。同社が生産した農産物は県内外の商社や実需者へ販売するだけでなく、企業グループ内の連携により観光や福祉分野でも活用・販売し、安定的かつ高価格での販売体制を構築しています。
また、「最上町バイオマス産業都市構想」に基づき、コメの生産過程で発生するもみ殻を再利用した固形燃料「モミガライト」の製造・販売も行っています。この燃料は火持ちが良く、保管性と安全性に優れているうえ、化石燃料と比較して有害物質の排出が少ないという特長があり、環境にやさしい資源として人気を集めています。一方で、煙や匂いが発生しやすい等の課題もあり、現在は改善に向けた取組が進められています。
さらに、農地耕作条件改善事業を活用し、圃場整備や荒廃農地の発生防止・解消にも取り組んでいます。雇用面では、社会保険や退職金制度の整備に加え、勤務時間の適正化や休暇制度、資格取得支援、賞与支給など働きやすい環境づくりを進め、新規学卒者や都市部からの人材確保と定着に繋がっています。

【就農を目指す方への若手従業員からのコメント ~ガッツだせ!~】
アサミズさん
(令和6年度採用/東京都出身/新規学卒採用)
「『農業をやりたい!』という気持ちを大切に、勇気を持って一歩前に踏み出してください!」
オオクボさん
(令和7年度採用/山形県新庄市出身/新規学卒採用)
「学生時代に農業を学びました。継続は力なり。ぜひチャレンジしてください!」

お問合せ先:農業生産法人もがみグリーンファーム株式会社
住所:山形県最上郡最上町大字志茂277‐6
電話:0233‐44‐2424
WEBページ: https://o-bagumi.co.jp/mogamigreenfarm/[外部リンク]

もがみグリーンファームの皆さん
もがみグリーンファームの皆さん

田植えの様子1
田植えの様子
田植えの様子2
田植えの様子

モミガライトを購入する様子


(写真:東北農政局山形県拠点撮影)