葉たばこ栽培について
葉たばこは、南米原産のナス科に属する作物で、葉を乾燥させて製品たばこの原料に使用します。世界各国で栽培されている多くの葉たばこはニコチアナ・タバカム種(Nicotiana tabacum)に属するものです。日本では東北から九州・沖縄までほとんどの府県で栽培されています。
東北では主に「バーレー種」という種類が作付されており、6月下旬から8月下旬にかけて、成熟の進んだ下位葉から順次着位別(下葉、中葉、合葉、本葉、上葉)に収穫します。乾燥方法は、葉たばこの種類によって異なり、バーレー種は自然に近い状態で乾燥させます。
栽培期間中(7月上~中旬)、薄いピンク色の花が咲きますが、結実させると栄養分や水分が使われるため、採種用栽培以外は花を切除します。
昭和60年(1985年)に「たばこ専売制度」が廃止され、葉たばこ栽培は許可制度から日本たばこ産業株式会社との契約栽培に移行されました。
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