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中国四国農政局

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赤いクビに要注意!クビアカツヤカミキリ

「クビアカツヤカミキリ」は、東アジア原産の侵入害虫で、近年、関東や近畿地方を中心に、この害虫の分布・被害が広がっています。中国四国地方においても、2015年に徳島県で確認されています。

クビアカツヤカミキリは、幼虫が、サクラ、モモなどの樹の中に入り込み、フラス(木くずや糞が混ざったもの)を出しながら樹の内部を食い荒らしてしまうため、街路樹や果樹園で大きな被害が発生しています。繁殖力が高く、対応が遅れると大量に増殖し甚大な被害につながります。また、根絶が困難となってしまうため、早期発見と早期防除が重要です。

クビアカツヤカミキリの成虫やフラスを見つけたときは、自治体や関係行政機関にお知らせいただくようご協力をお願いします。また、成虫はその場で踏みつぶすなどして、駆除してください。(生きた個体の移動は外来生物法違反となります。※)

※2018年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の特定外来生物に指定され、原則として生きたままの移動や飼育などが禁止されています。(環境省へリンク)

はなももの写真

クビアカツヤカミキリの特徴

  • 成虫の形態
    • 全体的に光沢のある黒色で胸部(クビの部分)が赤い
    • 体長は3~4センチ(触角は含まない)
  • クビアカツヤカミキリの生態
    【幼虫】
    • サクラ、ウメ、モモ、スモモなどのバラ科の樹木内に寄生する
    • 幼虫は樹木内で2~3年かけて成長し、成虫になると樹から脱出する
    • 3月下旬~11月頃まで、幹や枝に開けた孔(排糞孔)からフラスを大量に排出する
    • フラスは、地面から2mの高さまでの樹幹、枝、根元でよく確認される
    【成虫】
    • 5月末~8月ごろに発生する(地域によるが、ピークは6月下旬~7月下旬)
    • 樹皮に産卵する
    • 成虫は樹からの脱出直後から繁殖が可能で、1匹のメスから1000個以上産卵した例があるなど、非常に繁殖力が強い
    • 成虫の寿命は2週間~1か月で、越冬しない
クビアカツヤカミキリの写真クビアカツヤカミキリ成虫
(提供:兵庫県)

被害や分布拡大を防ぐために

  • 被害の特徴
    クビアカツヤカミキリの幼虫は、生きている樹に寄生し、樹の内部を食い荒らします。被害が進行すると、樹は弱り、枯死してしまいます。
    モモやウメなどの果樹園で農業被害が発生するほか、街路樹のサクラなどでは、景観を損ねることにつながります。また、枝が落ちたり樹が倒れたりして、人がけがをしてしまうおそれもあります。

加害された樹
加害された樹(伐採の断面)
  • 防除対策
    農業者や自治体などにより、以下のような各種の防除対策が実施されています。
    • フラス排出孔を見つけ、幼虫の刺殺や掘り取り
    • 登録農薬による防除
    • ネットの樹幹への巻き付け(樹皮への産卵防止、樹から脱出した成虫の飛散防止)


    農薬散布の様子

    ネットを巻いたモモの樹
    幹にネットを巻いたモモの樹
    (成虫の飛散防止)

    ネットから脱出できず
    死んだ成虫
  • クビアカツヤカミキリを見つけたら
    フラスや成虫を発見したときには、自治体や関係行政機関(市町村や県の担当部署、県病害虫防除所など)へご連絡をお願いします。
    幼虫は樹木内にいるため通常見えませんが、特徴的なフラス(大量でうどん状に固まる)を排出するため、このフラスの発見により幼虫の寄生に気付くことができます。
    また見つけた際には、可能であれば成虫やフラスの写真をとったり、現物(虫体は殺虫済みのもの)を手元に残しておいたりして、自治体などへ連絡します。
  • クビアカツヤカミキリ注意喚起チラシ
    「急増中!知っていますか?クビアカツヤカミキリ」(PDF : 4,451KB)(中国四国農政局作成)
うどん状のフラスうどん状のフラス クビアカツヤカミキリを見つけて通報している絵





クビアカツヤカミキリを踏みつけてる絵

クビアカツヤカミキリ関連リンク集

お問合せ先

消費・安全部 農産安全管理課

担当者:植物防疫班
ダイヤルイン:086-223-7673