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近畿農政局

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クビアカツヤカミキリに係る防除情報

サクラ、モモ、ウメ、スモモなどの木の内部を食い荒らしてしまう「クビアカツヤカミキリ」が大阪府や和歌山県を中心に近畿管内の街路樹や果樹園で大きな被害をもたらしています。
近畿管内では、これまでに奈良県、兵庫県、京都府でも発生が確認されており、2025年7月には、滋賀県においても発生が確認されるなど発生範囲が拡がりつつあります。

クビアカツヤカミキリは、繁殖力が高く、放置すると大量に増えてしまうため、早期発見と早期防除が重要です。
見つけた際は、できるだけ踏みつけるなどその場で駆除いただくようご協力お願いします。(生きたまま持ち運ぶことは外来生物法違反となります。)
また、フラス(木くず)や成虫を見つけたら、身近な自治体や関係行政機関にお知らせください。

桜の写真

  • (参考)
    近畿管内では、大阪府(2015年)、和歌山県(2017年)、奈良県(2019年)、兵庫県(2022年)、京都府(2024年)、滋賀県(2025年)に発生を確認。

クビアカツヤカミキリってどんな虫?

クビアカツヤカミキリ成虫
  クビアカツヤカミキリ成虫(提供:兵庫県)

フラス(木くず)
フラス(木くず)(提供:兵庫県)

成虫の特徴:全体的に光沢のある黒色で胸部(クビの部分)が赤い
体長:3~4センチ(触角は、含まない)
成虫の発生時期:5月末~8月

サクラやモモ、ウメ、スモモなどの樹木に寄生し、幼虫が樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らしてしまう外来のカミキリムシ。
日本では2012年に愛知県で最初の被害が確認され、2025年2月末現在までに15都府県に侵入。

2018年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の特定外来生物に指定。
(環境省へリンク)

どのような被害がでるの?

幼虫が樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らしてしまいます。
加害された木は衰弱し、やがて枯れてしまいます。
食害が進むと、枝が落ちたり木が倒れたりして、人がけがをするおそれがでてきます。

幼虫が入り込んだ樹木からは、大量のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が排出されます。

フラスがよく見られる時期:5月~9月
フラスが確認できる場所:地面から2mの高さまでの樹幹、枝、根元


食害(兵庫県提供)
加害された木(提供:兵庫県)

被害を防ぐには?

見つけた際は、できるだけ踏みつけるなどその場で駆除してください。
成虫を捕まえた場合は殺処分してください。(生きたまま持ち運ぶことは外来生物法違反となります。)
発生した場合、幼虫の掘り出し、スプレー剤処理、薬剤の注入などの対策があります。
また、防風ネット等を樹に巻き付けることで、樹から脱出した成虫がほかの樹へ移動するのを防ぎます。

さまざまなコンテンツ

(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 へリンク)

クビアカツヤカミキリの防除法

(環境省へリンク)

クビアカツヤカミキリのリーフレット

旗のイラスト各府県のクビアカツヤカミキリ情報ページリンクのご案内

お問合せ先

近畿農政局 消費・安全部 農産安全管理課

担当者:植物防疫担当
ダイヤルイン:075-414-9035