このページの本文へ移動

中国四国農政局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    フォトレポート(島根県)令和5年度

    県域拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    9月

    萩・石見空港の「空港はちみつ」が人気です

      • 撮影場所:島根県益田市
      • 撮影日:令和5年9月15日

      ビーガーデン
      巣箱が設置された「萩・石見空港ビーガーデン」

      ターミナル
      ビーガーデンから望む空港ターミナル

      商品
      空港売店の「はちみつ商品」

       島根県西部の空の玄関口、萩・石見空港ではアジア初となる空港敷地内の養蜂場「ビーガーデン」で蜂蜜を生産しています。
        
       同空港の施設管理を行う石見空港ターミナルビル株式会社(島根県益田市内田町イ597)では、空港の知名度向上、未利用地の活用と地域活性化を図ろうと2016年4月に「萩・石見空港ミツバチプロジェクト」を立ち上げ、養蜂事業に参入しました。

       現在では、巣箱30箱を設置し、最大80万匹のセイヨウミツバチを飼育、年間約800キログラムの蜂蜜を生産しています。

       5月頃から始まる採蜜は、巣箱から巣枠を取り出し遠心分離機にかけて蜜を取った後、地元の障害者福祉施設に持ち込み、不純物を取り除いて瓶詰をしてもらっており、障害者の就労支援にもなっています。

       2017年には、日本はちみつマイスター協会主催の「第3回ハニー・オブ・ザ・イヤー」において、最優秀賞と来場者特別賞をダブル受賞されている「空港はちみつ」。毎年、7月1日頃から空港売店とオンラインショップで販売がスタートし、4,500点のはちみつ商品が4か月で完売するほどの人気商品となっています。

       今後は、「養蜂技術の更なる向上と後継者の育成、周辺の環境整備などにも力を入れていき、空港養蜂場の運営継続が利用促進の一助をなるよう益々努力していきたい。」とのことです。

      8月

      三菱マヒンドラ農機株式会社と意見交換を行いました

        • 撮影場所:島根県松江市
        • 撮影日:令和5年8月2日

        意見交換
        意見交換の様子

        田植機
        ペースト施肥田植機

        ほ場
        ペースト施肥田植機を使用したほ場

         トラクターや田植機などの農業用機械を製造販売している三菱マヒンドラ農機株式会社の本社(島根県松江市東出雲町揖屋667-1)を訪問し、同社幹部とみどりの食料システム戦略を中心に意見交換を行いました。

         同社では、みどりの食料システム戦略については積極的に対応することとし、いち早く基盤確立事業実施計画の認定を受け、みどり投資促進税制の対象となっている再生紙マルチ田植機及びペースト施肥田植機の普及を図り、農業者の関心を高めていきたいとのことです。

         再生紙マルチ田植機は、田植後1か月の除草剤を不要とし、有機農業等の推進に寄与、また、ペースト施肥田植機は、コーティング肥料を使用しないため、プラスチック資材の被膜殻の排出抑制に寄与することとなります。

         意見交換後は、これら農業用機械の見学・説明を受け、本年からペースト施肥田植機を導入し、コーティング肥料から切り替えを行った松江市内のほ場の視察も行いました。


        シャインマスカットの収穫・出荷が進んでいます

        • 撮影場所:島根県出雲市
        • 撮影日:令和5年8月1日

        シャインマスカット
        糖度が記載されたシャインマスカット

        サイズ
        スケールでサイズを計測

        箱詰
        箱詰されたシャインマスカット

         ぶどう栽培が盛んな出雲市で、ハウス栽培されたシャインマスカットの収穫が進んでいます。

         訪問した農家ではシャインマスカット30アール、デラウェアを8アール栽培されていました。

         シャインマスカットの収穫は、朝5時から始まり、糖度測定やサイズ計測等で仕分けをした後に袋詰、箱詰し翌日出荷されます。

         シャインマスカットのJA出荷基準では、糖度が18度以上と定められているとのことで、収穫前から一房毎に糖度を測定し管理されていました。

         また、極上規格の「縁の恵(えにしのめぐみ)」は、一房720グラム以上、一粒28ミリメートル以上とされており、一房ずつスケールを使ってサイズを計測されていました。

         今年の出荷量は、「6月下旬から7月上旬まで曇天が続き糖度上昇に日数がかかり出足が鈍かったが、梅雨明け以降の好天に恵まれ前年並みに回復した。」とのことでした。

         JAしまね出雲地区本部によると、約140戸の農家が、約32ヘクタールでシャインマスカットを栽培しており、今年度は約220トンの出荷を計画している。6月中旬から始まった出荷はお盆前に最盛期を迎え、10月まで出荷が続くとのことです。

        7月

        「農大祭」でみどりの食料システム戦略をPR

        • 撮影場所:島根県大田市
        • 撮影日:令和5年7月1日

        会場
        会場の様子

        パネル
        パネル展示

        チラシ
        チラシ配布の様子

         令和5年7月1日(土曜日)、島根県立農林大学校(島根県大田市波根町970-1)において、「第39回農大祭」が開催され、同大学校で生産された農林畜産物の販売等があったことから、多くの来場者で賑わいました。

         島根県拠点は、しまね農業女子の出店コーナーで、みどりの食料システム戦略のパネルを展示するとともに、みどりの食料システム戦略、食料・農業・農村基本法の検証・見直しに関する意見・要望の募集、食品ロス削減に関するチラシを来場者に配布し、農林水産施策のPRを行いました。

         来場者からは、女性が農業分野でも頑張っていることに強い関心を寄せられたり、地産地消や農業の担い手確保の重要性に関する声がありました。

         また、大学校の有機専攻ブースではオープンから早い時間に販売商品が売り切れるなど、有機農業への関心の高さが窺えました。

        6月

        女性ワイン専門家が選ぶ「フェミナリーズ世界ワインコンクール2023」で審査員特別賞を受賞~奥出雲酒造株式会社~

        • 撮影場所:島根県奥出雲町
        • 撮影日:令和5年6月23日

        純米大吟醸
        受賞された「奥出雲純米大吟醸」

        交流館
        奥出雲酒造株式会社と奥出雲交流館(道の駅)

         奥出雲酒造株式会社(島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1380-1)では、山々に囲まれ肥沃な大地に育まれた地域のお米を原料として酒造りが行われています。
         この度、世界の女性ワイン専門家が選ぶ「フェミナリーズ世界ワインコンクール2023」(ワインをはじめ、日本酒、蒸留酒など14か国から3,812点の応募)の日本酒・純米大吟醸部門に「奥出雲純米大吟醸」を出品し金賞を受賞され、更に金賞の中から特に優れた銘柄として、クー・ド・クール審査員特別賞(世界で113点、日本からは10点)を受賞されました。
         クー・ド・クールとはフランス語で「一目惚れ」のことであり、本年から新設された部門で、香り、味わい、注いだ後の外観などが審査されます。
         「奥出雲純米大吟醸」は、奥出雲町内の契約農家が栽培した酒造好適米である「改良八反流」を原料米として製造されています。
         「奥出雲純米大吟醸」等の商品は、隣接した酒蔵奥出雲交流館やインターネットで販売されています。

        【関連リンク】奥出雲酒造株式会社ホームページ
           https://okuizumosyuzou.com/(外部リンク)


        浜田市で「山と海をつなぐ地域循環型有機質堆肥事業」の発表会を実施

        • 撮影場所:島根県浜田市
        • 撮影日:令和5年6月13日

        事業説明
        事業説明の様子

        参加者
        コンポスターでの堆肥製造を見学する参加者

        開発担当者
        コンポスターを説明する開発担当者

         令和5年6月13日、浜田市は有機農業が盛んな浜田市弥栄町で、「山と海をつなぐ地域循環型有機質堆肥事業」の発表会を開きました。

         この取組は、島根県で初の浜田市オーガニックビレッジ宣言の第一弾として、浜田市、農業用機械メーカー、島根大学が連携して行い、有機農産物生産農家から出る廃棄野菜と水産業から出る未利用魚をコンポスターでの処理後、完熟処理を行い有機質堆肥を製造し、市内の生産者や市民が利用することで地域内資源の循環を目指しています。

         参加者からは、「環境意識が高まるコンポスターが広まれば良い。」、「未利用魚を堆肥として畑に還元するので山と海が繋がっていると感じられる。」などの声が聞かれました。

         また、浜田市の担当者は「地域の産物を買って食べるという好循環に繋げたい。」との話があり、取組に対する意気込みを感じた発表会でした。

        5月

        JAしまね女性総代研修会が開催されました

        • 撮影場所:島根県出雲市
        • 撮影日:令和5年5月31日

        研修会の様子
        JAしまね女性総代研修会の様子

        しまね農業女子の取組照会
        しまね農業女子の取り組みを説明する新田総括農政推進官

         令和5年5月31日(水曜日)、出雲市ラピタにおいて、JAしまね女性総代研修会が4年ぶりに開催され、11地区本部から54名の女性総代が参加しました。

         2回目の開催となった今回は、男女共同参画の知識や理解を深めることを主なテーマとし、JAしまね日髙代表理事専務からJA運営への女性参画について情勢報告がありました。

         中国四国農政局経営・事業支援部、堀越経営支援課長から「女性参画が求められる背景と今後の展望」と題して基調講演を行った後、島根県拠点の新田総括農政推進官からはしまね農業女子の取組について紹介しました。
         
         その後のグループ討議では、それぞれに割り当てられたテーマに限らず様々な話題で盛り上がり、地区本部を超えた交流の場となったようです。


        二条大麦の刈取が進んでいます

        • 撮影場所:島根県出雲市
        • 撮影日:令和5年5月26日

        コンバイン
        コンバインによる刈取の様子

        トラック
        刈取後コンバインからトラックへ搬出

         出雲市斐川町で、二条大麦の刈取作業が進んでいます。

         「農事組合法人おきす」では、約30ヘクタールで二条大麦の栽培を行い、ビール用や麦茶用として、JAしまねへ全量出荷されています。

         本年の作柄は、「気温も高く初期の生育は良かったが、倒伏したため減収を心配していたものの、例年に比べ収量は多かった。」とのことでした。

         二条大麦の刈取は、6月初旬頃まで続き、刈取後は出雲空港周辺のほ場で「ひまわり」を栽培される予定です。

        【関連リンク】農事組合法人おきすホームページ
            https://www.okisu.jp/(外部リンク)

        4月

        見頃を迎えたシバザクラ

        • 撮影場所:島根県奥出雲町
        • 撮影日:令和5年4月8日

        シバザクラシバザクラ
        植栽された約1万株のシバザクラ

        奥出雲シバザクラのり面
        法面を彩る花

         奥出雲町亀嵩の梅木原集落営農組合では、組合員の高齢化が進み除草作業が負担になってきたため、平成30年からシバザクラの植栽を通じて、美観形成とともに作業負担の軽減を図っています。植栽範囲を徐々に広げ、現在は約1万株となっています。

         植栽作業には組合員だけでなく、その家族や自治会員にも呼びかけ、世代を超えた地域の人々のコミュニケーションの場となるとともに、同地区を訪れた方々からも大好評を得ており、この取組が地域の活性化につながっているとのことです。

         今年も4月上旬からシバザクラの花が咲き出し見頃を迎えており、赤、白、ピンクの花が一面に広がる見事な景観となっています。

                          お問合せ先

                          中国四国農政局島根県拠点
                          担当者:地方参事官室
                          電話:0852-24-7311(代表)