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中国四国農政局

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    「中国・四国地域麦類の販路拡大等プロジェクト」について

    中国・四国地域では、令和元年、令和2年及び令和3年の3年連続で麦類が大豊作となり、生産量が食品メーカー等の需要量を遙かに上回ったことから、各産地は大量の在庫を抱えてしまっています。
    作付面積に関して微増を続けていますが、天候等の影響によって収穫量の変動が大きくなっており、需要の拡大を図るためには収量や品質の向上が課題となっています。
    また中国・四国地域は小麦に対する大麦・はだか麦の生産比率が大きいという特徴があり、小麦に合わせて大麦・はだか麦の振興も図っていく必要があります。

    図

    このため中国四国農政局としては、今後、中国・四国地域の麦類の需要を拡大等しつつ、産地における需要に応じた持続可能な麦類の生産を推進するために、先ずは、これまで以上に産地と麦類に関わる関係者の皆様とのコミュニケーションの機会を増やすことが必要であり、そのための様々な取組を行いたいと考えております。



    お知らせ

    令和4年10月4日更新
    瀬戸内麦推進協議会についての項目を追加しました。

    令和4年4月20日更新
    イベント情報を更新しました。


    令和3年12月23日更新
    普及チラシを掲載しました。

    令和3年9月21日更新

    大麦の機能性についての項目を追加しました。

    1.普及チラシ

    ・大麦の理解を深めていただくために、大麦の概要をまとめた一般向けのチラシを作成しました。ご自由にお使いください。
    「大麦の魅力を再発見」チラシ(PDF : 445KB)

    ・令和3年11月24日~26日に開催されたアグリビジネス創出フェアで使用したポスターです。ご自由にお使いください。
    「アグリビジネス創出フェア」チラシ(PDF : 2,385KB)

    2.イベント

     
    イベント情報はこちら

    3.中国四国地域での小麦・大麦・はだか麦の利用拡大に向けた取組

    中国四国農政局の食堂で岡山県産の麦を使用した「麦ごはん」の提供を行っております。

    場所:中国四国農政局10階食堂「ミヨシノ」
    (岡山市北区下石井1丁目4番地1号、岡山第2合同庁舎内)

    提供期間:令和3年1月20日(水曜日)~、毎週水曜日限定

    今後も継続して提供されます。

    中国四国農政局食堂 麦ごはん提供

    (1)医療法人緑十字グループ【くじば苑、みどりの丘、ケアハウスやすらぎ】(高齢者施設)(岡山県笠岡市)
    ○取組内容の紹介:同法人の高齢者施設である「くじば苑」など3施設で取り組まれている、岡山県産食材を使った「地産地消御膳」(令和3年2月献立)において、岡山県産もち麦を使用した「麦ごはん」が介護食で提供されました(写真左参考)。また、同グループである笠岡中央病院では「地産地消給食」(令和3年5月献立)において、岡山県産もち麦を使用した「中華スープ」が提供されました(写真右参考)。「1食あたり0.8kg程使用し、スープの具として使用するのは手軽で美味しく、麦の活用に有効な手段だと思う」とのお声を頂きました。

    くじば苑 麦ごはん 笠岡中央病院 地産地消給食

    (2)廿日市保育園 (公私連携型保育所)(広島県廿日市市)
    ○取組内容の紹介:同園では、令和2年9月から毎週水曜日の給食で、国産の大麦を使った「麦ごはん」の提供を開始しました。園児はモチモチした食感を気に入って、楽しみにしている様子です。週1回の提供が定着してきたので、今後は回数を増やすことを検討中です。
    関連webページ:廿日市保育園(公私連携型保育所)ブログ【毎週水曜日は麦ごはんの日!】https://kujira-koushi-hatsukaichi-hirosm.edumap.jp/blogs/blog_entries/view/11/afd6b99b553451d33dd5f69cb03cd0be

    (3)愛媛県松前町
    ○取組内容の紹介:愛媛県内ではだか麦の生産が盛んな同町において、特産品のはだか麦を町内外にPRするため、はだか麦を使ったおやつや料理を提供するお店を認定する「はだか麦認定店」という取組を行っています。
    また、令和2年12月1日に産直市「まさき村」が産直市「はだか麦の里まさき村」に店名を改め、プレオープンしました。同産直市は、松前町の大規模商業施設の敷地内に店舗を構え、町内産の農産物や水産物などを販売していましたが、この度、町の特産品「はだか麦」を全面に出してリニューアルしたものです。
    ・中国四国農政局フォトレポート(愛媛県)令和2年度:産直市「はだか麦の里まさき村」リニューアルオープン

    【ご注意とお願い】

    上記に掲載の取組事例につきましては、皆様からの自薦他薦等ございましたら、内容を精査の上、当webページにて掲載を検討いたしますので、下記お問合せ先までご連絡ください。

    4.瀬戸内麦推進協議会

    瀬戸内地域の製粉・精麦企業、食品メーカー、産地等が一体となって麦振興に取り組む「瀬戸内麦推進協議会」が令和4年7月13日に設立されました。
    まずは麦の中でも中国四国地域が主産地である"はだか麦"に着目し、「瀬戸内はだか麦」等のブランド活用や、新たな用途開拓による需要拡大等を目指しています。

    • 瀬戸内麦推進協議会WEBサイトはこちら
    瀬戸内麦推進協議会チラシ

    5.事業のお知らせ

    麦類を活用した商品開発等を行う場合、「麦類利用拡大推進事業」をご活用いただけます。

    詳細は、一般社団法人全国米麦改良協会のホームページをご覧ください。


    その他、麦栽培における生産性向上や、保管施設の整備等の支援については、「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」をご覧ください。

    令和3年度予算「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」(PDF : 1,769KB)(農林水産省事業)

    令和4年度予算「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」(PDF : 1,793KB)(農林水産省事業)

    令和5年度予算概算要求「麦・大豆収益性・生産性向上プロジェクト」(PDF : 504KB)(農林水産省事業)
    令和5年度概算要求予算は予算編成過程で内容に変更があり得ます。

    6.大麦の機能性

    大麦には食物繊維が多く含まれていることが知られていますが、小麦や米と比べてもその差は顕著です。

    また、食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類がありますが、大麦はこの2種類の食物繊維をバランス良く含んでいます。さらに、大麦には水溶性の食物繊維の一種、β-グルカンが多く含まれており、糖質の吸収を抑える、腸内環境を整える等の様々な機能があると言われています。

    β-グルカンの効果について農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の研究成果があります。

    7.大麦・はだか麦のお手軽なお召し上がり方

    皆様の中には、現在、日常的に大麦やはだか麦を召し上がっている方は非常に少ないでしょうし、また、そもそもどのように食べて良いか分からないという方もいらっしゃると思いますが、実はとても簡単な方法があります。それは白米に麦を混ぜるだけの麦ごはんです!

    麦ごはんは、普段のご飯を炊く際に、市販の大麦やはだか麦を1割程度(ご飯1合に対して大さじ1杯)を混ぜて炊くだけで簡単に出来ます。食感は白米とは異なりますが、味や匂いに癖はなく、白米だけの時よりもパラッと炊けるので、おかずとの相性も良く、普段の白米とほとんど遜色なく召し上がっていただけると思います。

    また、市販の大麦やはだか麦を茹でるだけで、サラダにかけたりスープやヨーグルトに混ぜたりと、様々な用途に使えます。
    麦味噌にも大麦やはだか麦が含まれているものが市販されているので、お手軽にお召し上がりいただけます。

    このほか、中国四国地域の各県やJAが独自にレシピも公開していますので、お料理の腕に覚えのある皆様は日々の様々なメニューにご活用いただくことも可能です。

    まずは、お試しに麦ごはんを召し上がっていただき、皆様のご家庭のメニューの1つに加えていただけそうであれば、是非ともお手軽に食物繊維がとれる大麦やはだか麦を普段から召し上がっていただければ幸いです!

    お問合せ先

    生産部生産振興課
    土地利用型農業推進班
    担当者:神田、淺野、才上、原
    代表:086-224-4511(内線2393)
    専用アドレス:komeseisan_chushi●maff.go.jp
    (メールの際は●を@に変換願います)

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