食育イベントを開催しました
北海道農政事務所は、令和6年11月10日に、「~昆布がよろコブと地球もよろコブ!昆布からサステナブルな未来を!~食育セミナー」を開催しました。
基調講演では北海道大学大学院水産科学研究院の秋田晋吾助教から、昆布の生態や、海の環境変化による海藻への影響について、わかりやすくお話しいただきました。
第2部では、京都の老舗料亭「菊乃井」の御主人であり、和食文化の継承に御尽力されている村田吉弘氏による、和食の特色や継承についての講話や、科学的な知見を取り入れた、昆布出汁のとり方と簡単親子丼の実演を行いました。会場参加者は、老舗料亭直伝の昆布出汁と合わせ出汁に舌鼓を打ち、和食文化の素晴らしさを実感している様子でした。
続いて、食と地域のプランナーである萬谷利久子氏によるワークショップでは、真昆布、羅臼昆布、日高昆布から取った水出し出汁の味比べを行いました。甘みを感じるもの、あっさりした味わいのもの、バランスの取れたもの、それぞれに個性があり、会場の中でも好みがわかれる様子に、参加者は驚きを感じるとともに、出汁の奥深さを感じていたようです。
最後に、講師の方々によるトークセッションと、参加者との質疑応答が行われ、それぞれが持続可能な食のためにできることを考えるひとときとなりました。
なお、本イベントは、農林水産省が全国9カ所で実施している食育イベント全国キャラバンの一環としての取組で、会場参加とオンライン併用で実施し、全国から多数の方に御参加いただきました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年11月10日(日曜日)◯撮影場所:コムテラス(札幌市中央区)
秋田助教による講演

村田氏による昆布出汁の実演

トークセッションの様子
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
ダイヤルイン:011-330-8813