出前授業「学生と考えるみどりの食料システム戦略」を開催しました
日本の食料・農林水産業は、大規模自然災害や地球温暖化、生産者の減少などの課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るために、農林水産省では令和3年5月、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
この戦略は、2050年までに目指す姿と戦略的な取組方向を示しており、今後、社会の担い手となる高校生に、本戦略の実現に向けて様々な取組を考えてもらうため、旭川地域拠点は、北海道遠別農業高等学校2・3年生を対象に出前授業「学生と考えるみどりの食料システム戦略」を開催しました。
授業は、ワークショップ形式で、グループごとに、「環境や農業生産性に与える影響」、「課題を解決できるイノベーション技術」について討議を行いました。討議の結果発表では、「水資源を守るため雨水を活用する」、「食品の廃棄を減らすため、AIで需給を予測し生産を管理する」や「地球の環境負荷を減らすため、火星で食料生産をする」など高校生らしい自由な発想での技術革新の提案がありました。
この出前授業には、留萌農業改良普及センターの協力をいただき、主任普及指導員 釣谷潔氏から「ここで出された提言は、将来自らの生活環境に大きく関わることであり、今後の生活に意識を持って行動してほしい」との講評をいただきました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和4年6月8日(水曜日)◯撮影場所:遠別町

【戦略の概略説明とオリエンテーション】

【グループワークの様子1】

【グループワークの様子2】

【討議結果発表1】

【討議結果発表2】

【講評】
お問合せ先
北海道農政事務所 旭川地域拠点