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北海道農政事務所

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6次産業化に取り組む「みどりの郷農園」を取材しました。

  小平町の「みどりの郷農園(代表:近江政則)」では、当農園で収穫された「かぼちゃ」を使って様々な商品を加工・販売する6次産業化に取り組んでいます。

  平成11年頃から転作作物の1つとして「かぼちゃ」の栽培を始めました。それまでは、トンネルを利用したメロンを栽培していましたが、手間がかかることから「かぼちゃ」へ転換し、その際、メロン栽培で使用していたトンネルを利用し、早出しの「かぼちゃ」栽培を始めました。今、栽培している品種は「くりゆたか7」と「特濃こふき」で、「特濃こふき」は早出し用として、トンネル栽培を行い、例年7月下旬には出荷が始まります。収穫された「かぼちゃ」は、地元のセブンイレブンやAコープるもいLUPINUSで販売されます。

  平成27年からは、町の特産品を振興する事業を活用し、加工施設を整備して「かぼちゃ」を使った様々な商品の開発、加工・販売に乗り出しました。その中でも、特に人気なのが、完熟した「かぼちゃ」を使った「かぼちゃ黒糖ドーナツ」。味はシュガー、きなこ、ココアの3種類で、地元の道の駅おびら鰊番屋で地域密着、対面販売をしているほか、現在では冷凍により、ネット販売を通じて道外へも販路を拡大しています。また、「かぼちゃ」を使ったドーナツ状のラスクは見た目がおしゃれと人気を博しております。

  近江代表は、「小さい農家も知恵とやる気次第で収益を上げられる。手間ひまを惜しまず取組むことが大切」と話します。「かぼちゃ」の加工を始めた当初は、6次産業化に関する本を読み漁り、手探りの日々が続きました。そんな中、近江代表の奥様が様々な新商品のアイディアを出し、サポートしてくれました。近江代表は「妻の力がなかったらここまで来れなかった」と話します。

  現在は娘夫婦が農作業や加工の作業に加わり、農園を盛り上げています。近江代表はこれからも新商品の開発などを通じて、消費者を飽きさせないための努力を続けています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年8月8日(月曜日)
◯撮影場所:小平町


かぼちゃ畑
【かぼちゃ畑】
特濃こふき
【特濃こふき】
かぼちゃ加工施設
【かぼちゃ加工施設】
かぼちゃドーナツ
【黒糖かぼちゃドーナツ】
ドーナツラスク
【ドーナツラスク】

お問合せ先

北海道農政事務所旭川地域拠点

代表:0166-30-9300
FAX番号:0166-30-9305