このページの本文へ移動

北海道農政事務所

メニュー

汚泥とそば殻を混ぜ合わせた堆肥の製造を実証しています。

幌加内町では、下水処理の過程で発生する汚泥と町の特産物である「そば」の残さであるそば殻を混ぜ合わせた堆肥の製造を実証的に取り組んでいます。

もともと、町では牛糞とバークの堆肥製造を行っていましたが、原料コスト上昇等の課題がありました。そこで町では、令和元年度から原料コストがかからない汚泥とそば殻を活用した堆肥の製造に取り組み始めました。

汚泥は下水処理施設から週に1回、町の堆肥場に運搬され、汚泥が一定量溜まったら町内の製粉業者から無償で引き受けたそば殻と混ぜ合わせます。汚泥の水分量によって変わりますが、1の汚泥に対し2~3倍の量のそば殻を混ぜ合わせます。

混ぜ合わせた汚泥とそば殻は、2週間に1回程度切り返しを行い、発酵を促します。発酵が進むと堆肥の温度は60℃以上まで上昇します。切り返しを続け完熟した堆肥になるまでには、1年以上の時間を要します。

令和2年度製造分は約70tで重金属の検査もクリアし、来年の春には町内の農家の協力のもと、そば畑に散布試験をする予定です。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年11月8日(月曜日)
◯撮影場所:幌加内町


画像1
【堆肥場の様子】
画像2
【汚泥とそば殻を混ぜ合わせた堆肥1】
画像3
【汚泥とそば殻を混ぜ合わせた堆肥2】
画像4
【堆肥の温測定測定】
画像5
【下水処理施設から運び込まれた汚泥】

お問合せ先

北海道農政事務所 旭川地域拠点
〒078-8506  旭川市宮前1条3丁目3番15号 旭川地方合同庁舎
☎:0166-30-9300
お問合せ入力フォーム