エゾシカ肉を活用した給食が、知内町内の小中学校で初めて提供されました。
知内町では、町内で鳥獣被害対策として駆除されたエゾシカを有効活用する取組として、町内の3小中学校の給食で「えぞ鹿肉ドライカレー」を初めて提供しました。また、知内中学校では、全校生徒に対する食育授業も行われました。
食育授業では、3名の講師である、栄養教諭、町役場職員及びハンターのそれぞれの立場から、エゾシカによる農林業被害の状況、エゾシカ肉の有効活用・栄養価、野生鳥獣との関わり方や命をいただくことの意味を、生徒に対して説明しました。
事前のアンケートでは「クセがある」「臭みがある」といった印象を持っていた生徒も、「えぞ鹿肉ドライカレー」を食べた結果、「おいしい」「ほかの肉と変わらない」「自分も家でエゾシカ肉の料理に挑戦したい」という声が多く聞かれました。
知内町では、ほかのメニューのエゾシカ給食も実施する予定です。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年1月26日(金曜日)◯撮影場所:知内町立知内中学校
エゾシカ肉の栄養価を説明する
相馬 彩花 氏
農林業被害の状況を説明する
中村 俊太 氏
野生鳥獣との関わり方を説明する
一之谷 駿 氏
提供された給食
「えぞ鹿肉ドライカレー」ほか
食事をする生徒たち
知内町立知内中学校(校長 佐藤雅士)全校生徒88名 食育授業講師 ・知内町立知内中学校栄養教諭(給食センター兼務):相馬 彩花 ・知内町産業振興課林業振興係主事:中村 俊太 ・ハンター(兼食肉加工処理):一之谷 駿 |
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