鹿部町で「映画「夢見る給食」上映会」&トークセッションが行われました。
鹿部町では、学校給食に道南地域の有機米や野菜を使用するなど、オーガニック給食に取り組んでいます。この鹿部町中央公民館において、令和6年11月22日、映画「夢見る給食」上映会が開催されました。このイベントは、特定非営利活動法人のこたべ(以下、「のこたべ」という)の主催、鹿部町教育委員会の共催によるもので、鹿部町民など約120名が参加しました。
上映された映画は、「小学生の身体の3分の1は給食でできている、あなたの町もオーガニック給食にしよう!」との呼びかけとともに、全国に広まっている「オーガニック給食」にスポットを当てたドキュメンタリー。持続可能な社会、地域農業の振興、子供たちの未来のために奮闘する市民や公務員、農家の人々の姿が映し出されています。
映画上映後には、「のこたべ代表」平島美紀江氏の司会進行で、道南で有機農業に取り組む長谷川照美氏(函館市のローラ♡ファーム)と横山一康氏(せたな町の農園おりざ)、栄養士の辻本宜子氏など7名によるトークセッションが行われました。
トークセッションでは、長谷川氏からは「道南では、有機農業者があまり増えていない現状。今後増やしていきたい。」、横山氏からは「就農当時(旧瀬棚町で新規就農)、町主導で有機農業を推進していた。もう一度、旧瀬棚町の取組を進めたい。」、平島氏からは「鹿部町は、漁業のまち。地元の海産物と近隣市町村の野菜を使用するなど、道南地域で協力して取り組んでほしい。町によって得意、不得意がある、一町で取り組むのではなく子供たちのために連携して取り組んでほしい。」との発言がありました。
最後に、鹿部町長から「心と体を作る「食」。食の大切さを実感した。引き続き、食育に力を入れていきたい。」、平島氏から「ぜひ、来年は当町で「オーガニック給食サミット」を開催しましょう。」との呼びかけで閉会となりました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年11月22日(金曜日)◯撮影場所:鹿部町中央公民館(鹿部町)
のこたべ代表と鹿部町長
トークセッションの風景⑴
トークセッションの風景⑵
特定非営利活動法人のこたべ (1) 平成24年7月に札幌市で設立。 (2) のこたべの名前の由来は「残さず食べる」から。 (3) 「farm to table(農場から食卓まで)」を旗印に、作る人と食べる人、地域の子供たちからおじいちゃん・おばあちゃんまで、食にまつわる全ての人々を「のこたべ」という食卓に招くことで、みんなの顔が見える、環境や健康にも優しい、楽しい「食べる」場づくりに取り組む団体。 |
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