自動車のエンジニアから就農した北斗市の生産者と意見交換を行いました。
函館地域拠点は、異業種(自動車の開発エンジニア)から就農し、北斗市で長ねぎ、トマト、ほうれんそうを栽培する小山田智也氏を訪問し、意見交換を行いました。
小山田氏は、群馬県の自動車メーカーを退職し、出身地の北斗市の農機具メーカーに勤務。北海道農業の担い手不足の現状を知ったことで、北斗市の農家で2年間の研修を経て、2020年2月に就農しました。
就農に当たっては、国や北海道の補助事業を活用し、小規模な農業を営んでいた祖父、父、叔父が使用していた農地を更地にして12棟のビニールハウスを整備。就農後は農業改良普及センターや研修先の農家、農機具・肥料メーカーのサポートを受け、現在、ビニールハウス20棟で長ねぎ、トマト、ほうれんそう、露地65aで長ねぎを栽培しています。また、パート6名を期間雇用(3月から11月)し、地域の雇用創出にも貢献しています。
今後は、長ねぎの収穫機の導入や、これまで蓄積した各種データを活用しながらビニールハウスの増設など規模拡大に挑戦したいと話していました。また、新規就農を目指す方への支援として、就農から軌道に乗るまでの間(5年程度)、農協の出荷手数料の軽減などがあれば、融資への返済に充てることができ、将来への営農意欲に繋がると話していました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和6年10月17日 (木曜日)
◯撮影場所:北斗市

意見交換の様子

小山田 智也氏

収穫直後の「長ねぎ」

出荷前の「長ねぎ」
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