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北海道農政事務所

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ブロッコリー定植後の管理作業の様子を取材しました

  7月、オホーツク地域では日差しが強くなり、畑の作物の緑がとても濃くなっています。この時期、農業者の方は、作物にとっていい環境を整えるため、追肥等の肥培管理の他、病害虫や雑草の防除等、管理作業に忙しい毎日を送ります。
美幌町で2022年に新規就農し、ブロッコリー、スイートコーン、アスパラガス、ジャガイモ等の野菜を栽培する「さいこうファーム」の吉田拓実さんは、3週間前に定植したブロッコリーの畝間にカルチベーター(中耕除草機)をかけ、除草作業を行っていました。

  カルチベーターは、畝間の土に爪を刺し引っ張り続けることで雑草を土の中から引きずり出し、日光で枯らします。作物を踏まないよう、ひっかき傷をつけないように細心の注意を払いながら作業を進めます。

  昨年はブロッコリーの病害防除に苦労された吉田さん。栽培品種や畝の間隔を検討するほか、農業改良普及センターや農薬メーカーに相談し、農場に合った防除プログラムを立てました。雑草は病原菌や害虫の温床となるため、除草は重要な防除プログラムのひとつです。

  また、別の畑では妻の幸枝さんが耕起作業を行っていました。子どもさんがこども園に通い始め、時間ができたことをきっかけに、トラクターでの作業を本格的に始められました。「トラクターは乗ってみると意外と快適。農業経営の足を引っ張りたくないし、できることは何でもやりたい」と話し、拓実さんは「幸枝さんが機械に乗ってくれることは大きな戦力」と話されていました。

  まもなく今年一番最初に定植したブロッコリーの収穫が始まります。収穫は10月まで続き、地域のスーパーや直売所等に並びます。

 参考:オホーツク管内新規就農者紹介(北海道農政事務所北見地域拠点)
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/shinkisyunou/index.html


撮影データ

◯撮影年月日:令和6年7月3日(水曜日)
◯撮影場所:美幌町


1_吉田幸枝さん拓実さん
吉田幸枝さん、拓実さん

2_カルチをかける拓実さん
カルチベーターをかける

拓実さん

3_トラクターで耕起する幸枝さん
トラクターで耕起する
幸枝さん

4_150m続く畝
約150m続く畝
奥にはヒグマの足跡があることも

5_収穫間近のブロッコリー
収穫間近のブロッコリー

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