「第31回オホーツク農村女性のひろば」が開催されました

   11月20日、「第31回オホーツク農村女性のひろば」がオホーツク農村女性ネットワークkirariウエルカムと北海道オホーツク総合振興局の主催で開催されました。このイベントは、魅力ある農業・農村づくりに向け、女性農業者が日々の仕事に笑顔と誇りを持てるようになることを目的としており、農業者や関係機関などから54名が参加しました。会場では講演やトークセッションに加え、地域産の農畜産物や加工品を販売・PRするマルシェも行われ、学びと交流にあふれる場となりました。
   講演「私たちの農業と暮らし」では、小清水町で有機農業を取り入れた畑作経営を行う「メーメーファーム」代表の和田徹さん・彩さん夫妻が登壇し、農業と暮らしの魅力がそれぞれの視点から語られました。
   トークセッションでは、「これから農家が考えなければならないことは何か」をテーマに、東京農業大学准教授 小川繁幸先生の「農家としての生活のあり方が先にあり、その後に経営のあり方があるのではないか」「豊かな生活・安定した生活を考える上でのポイントは、農業経営面、生活面双方の時間的ゆとりではないか」という提起から始まりました。北見市でグローバルGAP認証を取得し、畑作経営に取り組む「株式会社森谷ファーム」代表の森谷裕美さんからは、マニュアル化やGAP導入による効率化で生まれたゆとりの事例、和田徹さんからは経営継承後にリジェネラティブ農業(環境再生型農業)へ挑戦したことによる、土の変化や新たな交流の広がりなどのやりがいが語られました。

---

撮影データ

◯撮影年月日：令和7年11月20日（木曜日）
◯撮影場所：網走市

---