たまねぎの育苗の様子を取材しました
3月上旬、まだ冬の気配が色濃く残るオホーツク地域ですが、育苗用ビニールハウス(以降、「ハウス」)の中では、たまねぎの苗づくりが始まっています。津別町の有限会社木樋桃源(きといとうげん)ファーム(代表:鈴木健二氏)では、2月下旬には種した育苗箱が、長さ約100メートルのハウス11棟にずらりと並びます。1棟のハウスには約2,400枚の育苗箱が並んでいるそうです。取材時には2棟のハウスで、たまねぎ特有のループ状の子葉が出そろい、水やりが開始されていました。
津別町木樋地区は山あいにあり、日照時間が少ないことから、特に寒さが厳しい地区。同ファームでは昨年春のたまねぎ育苗終了後から、空いた育苗用ハウスに10種類の植物が混ざった緑肥を播き、刈り込みを繰り返して土中の微生物環境を整えてきました。また、は種後の育苗箱を覆うシート等の資材を見直し、寒い環境でもいかに発芽をそろえるか、工夫を重ねてきました。一方で、は種目前、ハウスの土壌を整地する段階になった2月には、降雪の多い中で急に気温が上がり、雪解け水がハウス内に流れ込むという苦労もあったそうです。
これから定植までの約60日間は、水やりと換気で温度と湿度を調整しながら、伸びた葉を短くカットする「葉切り」、水を控えて根張りのよい丈夫な苗に仕上げる「ハードニング」などを行い、4月下旬の定植に備えます。 ハウス内を案内してくださった、同ファームの金一(かねいち)善紀さんは、「夜温が氷点下10度になるときがまだあり、温度管理にはどうしても気を遣います」「昨年は高温干ばつで収量が半減しました。今年も高温や雨が少ない状況は続くと思うので、緑肥の活用や輪作などをはじめ、自分たちができる取組を行っていきたいです」とお聞かせくださいました。
撮影データ
◯撮影年月日:令和8年3月10日(火曜日)
◯撮影場所:津別町

まだ冬の気配が濃くのこるハウス周辺
ハウスの中にさらにビニールのトンネルを作って苗を保温します
育苗箱からそろって顔を出すたまねぎの子葉
水やり後のしずくが残る様子
ハウス内の温度を計測し、スマホアプリで確認します
ハウスを案内してくださった金一さん
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