更別村農業協同組合 堆肥製造施設を訪問しました。
11月10日、帯広地域拠点の山田地方参事官は、更別村農業協同組合 堆肥製造施設を訪問し、梶浦裕太農産課長から、施設設置の背景、たい肥の製造工程などについて説明を受けました。
更別村農業協同組合では、たい肥等の有機物の施用による土づくりを基本として、化学肥料や化学農薬などの使用を最小限にとどめるなど、環境に配慮したクリーン農業を推進しています。
早くから、土づくりに向けた取組として、農家でのたい肥づくりを進めてきましたが、農家の規模拡大により良質なたい肥の確保が必要となってきたこと、また、管内から排出されるでんぷん粕、ビート遊離土などの農用残さ物の有効利用の問題もあり、地域ぐるみの環境対策と土づくりを進めるため、既存の施設を改修し、規模拡大を行い、平成13年度に堆肥製造施設が完成しました。
搬入された原料の牛ふんバーク材、鶏ふん、でんぷん粕、ビート遊離土は、堆肥盤で混合した後、8回~10回(月に1~2回)ほど切り返し攪拌を行い、半年以上発酵させ、たい肥化されます。
製造されたたい肥は堆肥盤で保管され、村内の農家へ供給されます。
また、発酵途中でたい肥から排水される汚水は、遮水型ラグーンに集められ、液肥として利用されます。
更別村農業協同組合が取り組んだ農用残さ物を利用したたい肥づくりは、平成15年に第8回環境保全型農業推進コンクールで、農林水産大臣賞を受賞しています。
撮影データ
◯撮影年月日:令和4年11月10日(木曜日)◯撮影場所:更別村(更別村農業協同組合 堆肥製造施設)
梶浦農産課長(右から二人目)から施設の説明を受ける山田地方参事官(左から二人目)
搬入された原料(ビート遊離土)
保管されている原料(鶏ふん)
堆肥盤で混合され、発酵中の原料
水分調整のため広げられたたい肥
汚水をためる遮水型ラグーン
搬出を待つたい肥
お問合せ先
帯広地域拠点地方参事官室
TEL:0155-24-2401(代表)
FAX:0155-28-2428