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北海道農政事務所

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十勝指導農業士会の津島会長と意見交換を行いました。

   令和5年3月13日、帯広地域拠点は、音更町内で畑作を営む津島 朗さんと意見交換を行いました。
   津島さんは、約120ヘクタールの農地で畑作4品(小麦、てん菜、ばれいしょ、豆類)や野菜(加工用スイートコーン、にんじん)の栽培に取り組む中、十勝指導農業士会の会長として、研修生の受入れや担い手農業者への助言、講演会などの活動に取り組まれています。
   帯広地域拠点の職員から、食料・農業・農村基本法(以下「基本法」という。)の検証・見直しの概要を説明した後、基本法見直しに対する考え方や地域の課題などについて、山田地方参事官と意見交換を行いました。
   津島さんは、基本法見直しについて、「将来、日本の食料安全保障において、国内の食料自給率の向上は重要なことであり、輸入品はいつ輸入がストップするか分からない情勢になる可能性がある。農業は国民に食料を供給する重要な産業であり、国内での食料生産をおろそかにしていると、国民生活に不安が生じてしまう。」「農業の将来に関して、農家自らが子供たちに農業を継続してほしいと言える環境にならなくてはならない。」と話されていました。
   また、津島さんは、十勝における畑作について、「堆肥を投入する意義は、皆が理解しているが、今後、堆肥を輸送する経費(燃料代、人件費など)が高騰し、容易に畑に堆肥を投入することができなくなることを危惧している。」「畑作4品の輪作体系を確立することで、安定した収量をそれぞれの品目で確保してきた。輪作体系が崩れると、一つの品目に作付けが集中してしまい、過作によって収量が減少するのではないかと心配している。」と話されました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和5年3月13日(月曜日)
◯撮影場所:帯広市(帯広地域拠点)


意見交換の様子

食料自給率向上の重要性について意見を述べる津島十勝指導農業士会会長

意見交換の様子

意見交換をする山田地方参事官

意見交換の様子

食料・農業・農村基本法の検証・見直しについて説明する鹿嶋総括農政推進官(中央)

意見交換の様子

意見交換の様子

お問合せ先

北海道農政事務所 帯広地域拠点
〒080-0016  帯広市西6条南7丁目3 帯広地方合同庁舎
☎:0155-24-2401
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