土壌に応じた可変施肥について情報交換を行いました。
令和5年7月5日、農林水産省技術普及課と帯広地域拠点は、株式会社ズコーシャ(総合科学研究所)を訪問し、十勝地域における可変施肥(※)の重要性、ドローンや衛星によるセンシング技術について情報交換を行いました。
丹羽勝久所長によると、十勝の土壌は「黒ボク土」の分布が多く、土壌有機物の集積が不均一であるため、黒ボク土の特性を踏まえた窒素肥沃度を基礎とした可変施肥を行うことが、増収や減肥等の向上につながるとのことであり、情報交換の場では、ばれいしょやてん菜、キャベツでの実証結果も拝見させていただきました。また、ドローンによる画像取得技術やデータ分析技術の将来像、対応する作業機の普及について意見交換を行いました。
※可変施肥とは、データに基づき、ほ場内の場所ごとに肥料の散布量を変える技術。施肥量を細かく増肥・減肥が行え、肥培管理の効率化、生産コストの低減等に期待されるスマート農業技術です。
撮影データ
◯撮影年月日:令和5年7月5日(水曜日)◯撮影場所:帯広市(株式会社ズコーシャ 総合科学研究所)

丹羽所長との情報交換

「今日の話題」土質と効果的な可変施肥

黒ボク土の表層「不均一な土質」

センシングによるデータ分析

可変施肥による実証効果

送信方法と各可変施肥対応の作業機
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